雑記

mixiに書いている日記の代わりだったりします。

2007/09/22

ベルリン日記(6)

※ この日記は 2007年09月15日 16:24 にmixi に掲載されたモノです。

おなじみとなりましたベルリン日記のお時間です。

昨日の夜、実は師匠と半日観光をすることに(なり行きで)なった。師匠、暇?とは聞けないけれど、師匠もせっかくだから、と気を遣ってくれたのだろう。とりあえずAlexanderPlatzに待ち合わせない?と言ったら、ホテルに来てくれ、とのこと。まぁ、それはそれで全然問題ないので、とりあえずフロントには「この時間まで部屋にいるから、よろしく」と絵を描いて了解してもらう。一瞬、チェックアウトするのだと勘違いしていたらしい。

で、その間に荷物の整理とか、写真をPCに取り込んでみたりとか。

予定より早めに出発。もちろん、早めにホテル付近に到着。が、ものすごくよいタイミングで、LEGOがデザインされた「今月のトラム工事予定表」がおいてあったので、思わずもらっておく。たかすぃに後で渡します。

で、あれこれと歩き回ることに。昼と夜では顔が違うのも、ベルリンの特徴といったところでしょうな。で、あいていたスーパーで、会社向けのおみやげがあれば買っておこう、ということでPlus(つい「プラス」と読んでしまうのだけれど、ドイツ語読みなのでプルース)があったので、早速突撃してみた。あとでわかったことだけど、スーパーというよりは、現地の人はディスカウントストア、という感覚らしい。とにかく安い、というのがふれこみなんだって。

いや、見た目はスーパーマーケットなのだけれど。野菜は量り売り、無駄な包装を捨てるゴミ箱。日本のスーパーとは大違いだね。買い物袋も有料だし。

・・・・ってなことを考えていたら、すごいブツを発見。ドイツ人もバカです。ええ。はっきり言います。バカです。これはすごいです。おもしろいです。ということで早速これは自分のために購入。何を買ったのかは秘密。

ワゴンセールみたいになっているセール品のヤマの中に、コーヒー豆500グラムがあったので、まぁ、自分のためと思って購入。そしてお菓子も。すると、瓶入りジャムもワゴンに入っているのだけれど、1個フタがあいてるんですが・・・・・それも、表面、乾いてるんですが・・・・・いいんですか?いいんですね?日本でそんなことやったら、大変ですよ。たぶん。おもしろいけど。オレは買わないと思うけど。

で、ここの買い物袋が布製で、デザインもおもしろかったので、手持ちにあったポリ袋ではなく、布のやつを購入。カードが使えなかったので、現金がなくなりつつある。えー。まぁいいや、どこかでおろせるだろ。

まぁ、何とかなるだろうと、ホテルに行ったら、インド人もドイツ人も日本人も驚いていた。バカグッズは世界を平和にします。はい。で、ここで日本人に買ったものを預かってもらうことにして、師匠と半日観光。お約束でもある、100番バスで名所を回り、教会に。戦争で破壊された教会を復元させた、ということで、天井にはつぎはぎがあったり、まったく復元できなかったりしているのだけれど、ふと考えた。

復元することが、本当に正解だったのだろうか?原爆ドームみたいに、復元が不可能という訳ではなかった、という意味では、技術的に復元できる、と考えるのは不思議でもない。が。復元しない方が、そのインパクトは強かったのではないか、という気もする。もちろん、復元したことによるインパクトは強い。だけれど、それが本当に戦争という異常事態を忘れさせないための工夫だったのかどうか。

師匠に解説をしてもらって(おい)、キリスト教の考え方、ヒンズー教の考え方(そういえば、オレは師匠がどの宗教を信じているか、というのはわからない)の共通点と相違点を教えてもらう。代わりに、日本では物資不足で金物がほとんど供出(没収されてしまった)ことについて解説すると、「だから日本では原爆ドームくらいしか残っていないんだ」と納得してもらえた。

今度は銀行へ。手持ち現金ないんですよ、ついでに仕事のネタにもなるし、と師匠に弁解して、お金をおろす。普通におろせてしまった。暗証番号間違えておくんだった。ちっ。でも、それでバグが見つかったらイヤだなぁ。自業自得とはまさにこのことになるわけだから。

で、次はチェックポイントC(チャーリー)に向かおうとしたら、全然違うところに。ええええええ。オレ、間違えました。師匠、すみません!が、トルーマンプラッツを発見できて、それはそれでおもしろかった。たぶん、歴史的にも古いSバーンで、駅の内装もこだわってるし、間違えて降りた駅の駅舎も、すごく雰囲気のあるよいところだった。師匠もこういうデザインが好き、と社交辞令かもしれないトークをしながら、場所を再確認して、発見。そうだよ、こんなところにあるわけないんだよ。ということで、早速移動。チェックポイントチャーリーは、工事中だった。工事って?工事って?復元してるの?破壊してるの?

結構な人は来ていて、有名な場所ではあるのだけれど。で、代わりにいろんな情報が書いてあった。低い車で脱出したとか(この話が一番おもしろかった)、トンネルを掘って脱出したとか。

師匠を道に迷わせてしまったお詫びに、師匠の昼食代を出そうとしたら、おごられてしまった。すみません、師匠。もっと精進してきます。昼飯は、サンドイッチにペットボトルの紅茶。あ、そういえば、缶コーヒーって、日本だけなのか?ベルリンでは見ないぞ?

半日観光での会話は、宗教っていう概念を考えて、それをちょっと超えて、オレの中では師匠の存在を再確認できたような気がする。つまり、聖書の一節に「神は、自らを助くる者を助く、とかかれていて、確かに「もう、これでおわりにしようよ」っていう感じの、宗教色を抜いた感じ。んー、うまく言えないんだけれど、「誰が悪かったか」を歴史問題で追求することに意味はなくて、それは政治的問題として「これ以上の議論はしません」という立場をヨーロッパでは敵味方関係なく取っていることが重要な問題なんだろうと思う。それは、日本での慰安婦問題にも通じることがあって、結局「誰がどれだけ悪かったのか」を見つけることに、どれだけの意味があるのだろうか、ということ。それで損害賠償を出すのか?それ以前に、「どれだけ悪かったのか」を客観的に判断できるのか?判断できたとして、それを受け入れることができるのか?、という問題が出てきて、結局前向きな議論ができない。早い話が、政治的には「過去にこだわることに、意味はない」わけですな。そんなことを師匠と話をして、うーん、さすが師匠と再び尊敬。宗教的な背景を持っているのだろうけれど、それを強制しないし、自分の哲学がしっかりあるので、話を聞いていて飽きない。次回は技術的な話を、もう少しできるようにならないと。まぁ、今回は観光だから、まぁ問題ではないのだけれど、今後の自分の課題。

途中、いろんな話を師匠と。歴史問題の他に、宗教を超える社会哲学みたいな話(って、オレが意訳しているから、実は師匠には違う意味が含まれていたのかもしれない)とか、ベルリンの壁以外の板門店ならどうなるんだろう?とか。同じ民族、同じ言語なのに、壁ができてしまった。都市と国では、そのスケールは違うんだろうけれど、おかれている環境は同じ。はてさて、どうなることやら。いずれにしても、師匠から受けた影響は非常に強い。さすが師匠であります。尊敬であります。

で、またドイツ人と日本人に合流。仕事の話らしいのだけれど、オブザーバーとして参加していてくれないか?ってなことなので、無計画なオレは即座に了承。行きたいところは明日に回せばいいし。明日は単独行動で、しっかり見てこようと思うところもあるし。
で、今日はインド料理。まぁ、カレーなんだけど、一応甘口を頼んでみた。肉はラム肉。非常に柔らかく煮込んであって、日本のレストランで出しても十分に通用するような気がする。あまーい。でもうまーい。師匠も「本物にかなり近い味」と言っていたので、たぶん本物。うまーい。ご飯もついてきたのだけれど、これが長粒種。日本で見るような米ではない。そうめんを1センチずつ切ったような感じ。が、この米は、本場では高級品なんだとか。でも、値段は安い。ここはインドネシアのインド料理(インドネシア国籍のインド人)が料理を作っているとか、いないとか。15ユーロもあれば、腹一杯食えます。大食漢にもお勧めできます。え?今日はビジネスの話ができたから、ドイツ人のおごりで?それは申し訳ないです。師匠を道に迷わせて、単なる旅行者としてそこにいるだけで、「じゃまじゃないけど、飯は食う」くらいの存在でしかない(はず)なのに。では、来月東京にいらっしゃるということなので、東京でどこか案内しなければいけません。

最後に出てきたのはマンゴーのカクテルっぽい感じのお酒がショットグラスっていうのかな、その「人差し指の第一関節くらいしか入らない感じの
おちょこ」に。あまーい。でもお酒だー。ちまちま飲んでいたら、雨が降ってきたので、一気に飲み干し(おい)、解散ということになった。結構アルコール濃度は高め。先生、こういう時のお酒は大目に見てください。ごめんなさい。

ホテルに行く路線は2つあるのだけれど、解散した場所では1路線しか走っていない。なので、その1路線のトラムを待つより、地下鉄でAlexanderPlatzに行った方が倍になるはず、と判断して、SバーンとUバーンを乗り継いでトラム乗車。折りたたみの傘を持っていたのだけれど、雨が降っても関係ないお国柄なのか、にわか雨なのがわかっているのか、コンビニみたいな傘を売っているところがないのか。

予想通り、数分でトラムが。すごく混んでいて、ラッシュアワーみたいになってるのだけれど、まぁ日本でも同じですな。としばらくしていたら。

大声で乗り込んでくる一人の乗客。あれー。面倒なことになってきたな。乗車券を拝見すると言うことなのか?と思ったら、事情が若干違う。はがきくらいの大きさの女性の写真を見せる。とりあえず、本当に知らないので、首を振る。寄付を集めているわけでもなさそうだし・・・・・と、隣の女性にこっそり聞いてみた。

えーっと、結論からいえば、太陽にほえろ的には「ガイシャの周辺を洗え」ってなところなんですかね。トラムに乗り込んで聞き込みをするというのも、お国柄なのかな?1週間前は日本にいたから、当然知るわけもないのだけれどね。ただ、なくなった方の写真を見せられて、「知らないか」と言われるのは若干めげる。ちゃんと「殺人」とか言ってしまうわけだから。「この人、知りません?」というのとは訳が違う。ううむ。刺激的な旅であります。

無事にホテルに帰り着き、たばこを買うために両替とカードをお願いしたら、4ユーロなんだけれど、包装の中に50セントが。よーく自販機を見てみると、確かに「4ユーロのところ、今なら50セントキャッシュバック」みたいなことが。へぇ。日本でもやってみるとおもしろいのに。っていうか、最初から3.5ユーロで売る気はないのか。おい。

この日記を途中まで書き上げて、今頃になって食後の酒が効いてきて、とにかく眠いので放置して、眠ることに。

そして、起きてテレビをつけてみたら、「みんなの鉄道」のドイツ語版を延々と放送していた。それが終わったら、トムとジェリーが流れ始めた。音声があるので、違和感はあるのだけれど、仲良くケンカしていた。


<ひとくちメモ>
作業着の色で、何をしている人なのか、というのがわかるのが特徴。青いつなぎは、設備整備の人々。Tシャツは白。黄色い鞄を持っている人は、郵便屋さん。ニッカボッカをはいてる人が工事屋さん、というのと同じ感覚かもしれないけれど、色で直感的にわかるようにしているのは、さすが。赤い服は、消防とか救急。黒い服はDBの人々。深緑は軍人、というのはどの国でも変わらんな。お巡りさんは、日本と同じ感じ。

地下鉄でも携帯電話が通じる、という意外な事実。走行中も通話中、なんてのも普通にあるよ。

23時にトラムに乗っていても、旅行者ではなく、現地の人を気取れば、普通に安全。身の危険を感じることはありません。あとは、ゴルゴに教わった通り、壁の前に立つとか、ポケットを隠すようにコートを着るとか、右手は常に自由にするとか、そういった心構えがあるだけでも違うかも。ちょっと違う気がするけれど。

あ、ただ、現地の人っぽくすると(ちなみに、外国人が非常に多いので、アジア系の人だと、まず中国人と思われる)、道を聞かれたりするので、そこをどうするのか、という問題はある。ま、下手に知っているフリをするのも変なので、首をすくめてみると、向こうもあきらめてくれる。ちなみに、3回ほど聞かれました。しかも1回は現地の人に。知らん。


<ここまでの主な名言集>

※日本語以外はビバリーヒルズ青春白書みたいに意訳してます。正確かどうかは不明。

・成田にて。事前にどこに行くのかを聞いてくるおねーちゃんに、控えを見せたら、「あ、フランクですね」って、おまえ、どこまで砕けてるんだよ。

・テーゲル空港にて。バスをどこで乗ればよいのか、航空会社のカウンターで聞いてみたら、「ああ、いい質問ね。それは、旅行案内所に行くと、もっといいと思うわ。カウンターの0番に行って、右に行けばあるから、そこで聞いてみたら?」とおばちゃんにやんわりと「ここじゃねぇ!」と。

・1週間乗り放題チケットを買って、駅のホームでアクティベートしようとしたら、「おいこら、1回だけアクティベートすればいいんだよ、何回もすると無効になるぞ!」とドイツ語で怒られた。仕方なくチケットを見せたら、1週間乗り放題だということがわかってもらえたらしく、「ああ、そいつを先に行ってくれよ」と肩をぽんぽん、と。いや、乗り方は書いてあるし。英語で。

・デパートにて。「英語は話せますか?」と英語で聞いたら、よくわからないらしいおばちゃん。とりあえず、オレは英語ならわかる、とだけドイツ語で話をしたら、「当店のポイントカードはお持ちですか?」というドイツ語が。次の瞬間、英語しかわからないことを思い出したらしく、「ああ、あなたには関係ないことね、ごめんなさい」的ドイツ語が。いや、話せないだけで、聞いてるんだけど、オレ。

・洗面所に、ルームサービスの方がおいてくれた「BODY
GUARD」なる小さいスプレーが。えーと、オレの解釈では、「日焼け止め」的なものか、それとも「防犯スプレー」的なものか。んー、フロントで聞くのも変な話なので、フロント前のロビーで一服中に、たまたまそこにいた旅行者の方に「これ、ルームサービスの人がおいていってくれたんだけど、何?」と、実物を見せて聞いてみたら、脇の下に手を持って行って、「ここに吹き付けるスプレーだよ」とのこと。「いや、ボディーガードっていうから、泥棒の顔に向かって吹き付けるものかと思っていたので」と言ったら、ものすごく笑われた。ちなみに、その方はベルリンに住んでいる方で、これからプラハに出かけるとのこと。どちらの英語も不完全だけど、通じたからいいことにしようよ。

・えーっと、ドイツ、日本、インドの人が集まって、英語で会話をしていると、ちょっと不思議な気分。でも、日本語で話をすると、細かいニュアンスが通じないので、なんとなく変な日本語になってしまう件。「それがexpandなのかmatureなのか、によって、意味が違いますよね?」みたいな。それが、ドイツ人とインド人なら、確かにわからなくもないのだけれど、オレがそんな話をすると、欧米かっ!って、心の中で何度つっこみを入れたことか。日本に帰ってきて、ちょっとそれが出たら、すかさずツッコミを期待したいところです。心から。米ではないですが、欧ではあります。はい。

・上記の「太陽にほえろ」的一件の会話。ちなみに英語。

オレ:ドイツ語がよくわからないんですが、つまり何があったんですか?
隣の女性:ああ、1週間前、あの女性が殺されたんですよ。それで、聞き込みをしてるんです。
オレ:え?あの人、お巡りさん?
女性:そうよ。
オレ:なんでこんな時間に、こんなところで?
女性:ちょうど殺された時間と同じ時間なのよ。それで女性を知っているかどうか、聞き込みをするの。
オレ:あ、なるほど。そりゃどうもありがとうございます。

さて、朝食もすませて、(もちろん、がっつり食って)今日も出かける準備をしておかないと。今日は、文具屋めぐりと、土産の総仕上げ。あ、帰りの飛行機もオンラインチェックインしておこう。ホテルからポツダム広場に無料のシャトルバスが出ているようなので、行ってみようかな。さて、今日は(ほぼ)最終日。お楽しみに。