ベルリン日記(2)
時差を調整するために、ちょっと目の覚めたスキマに、ちょっと日記を。
朝。成田に向かう。電車は特急成田空港行き。かなり混んでますな。同じような鞄を持っている人が大勢。
で、座れないまま1時間、成田空港駅到着。軽くパスポートチェックを受けて、そのまま4Fの出発ロビーへ。「ケータイでチェックインしてるのですが」と言ったのに、とりあえず並べ、といわれてしまった。ううむ。
で、並んで順番を。10分くらいかな。待っていたら、お客様、並ぶ必要はありませんでしたのに、とチェックインの時に言われてしまった。おいこら。
で、荷物検査を受けて、出国検査を受けて、無事に日本出国。免税店、安いですな。たばこが1カートン2000円。通常3000円だから、結構安い。そういうところでしか物価をはかれていないオレ。
暇をごろごろとつぶして、機内に。足の伸ばせる、目の前に誰もいない場所にしたから、ものすごく楽。オンデマンドな映画も上映してくれているが、ここはBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンで、苦痛を低減。確かに、当社比(ってなんだ)半分以下になりますね。もちろん、無音になることはないけれど。
離陸待ち。6機も待っているらしい。これが多いのか少ないのか、オレにはわからないけれど、飛行機の滑走路にも渋滞があるのを見て、へぇ、と思ってみたり。
さっそくおつまみ。隣のおっさん、日本酒やらワインやら、完全に山手線の酔っぱらい状態。あ、左隣の方は日本人。うん。右隣の方がドイツ人。今回、酔っぱらい状態だったのは日本人。雑誌は放り投げ、足は「載せるな」と書いてあるドア上。マナーがなっていない日本人。ううむ。
おつまみが酒向けだったけれど、仕方なくオレンジジュースをもらう。どうせこの先、眠くなるんだから。と思ったら、そのまま眠ってしまった。
気がつくと、いいにおい。しまった、昼食だ!
ということで、アテンダントの男性(名前からすると英語圏の方)に、「お昼を」とお願いしたら、ご丁寧に「和食と洋食がございますが、どちらになさいますか?」とこれまた丁寧な日本語で質問されたので、ここは素直に和食。両隣が和食だったから。オセロの法則。
意外なボリュームに満足しつつ、やっぱりここでもオレンジジュース。どんだけ好きなのかと。
一息ついて、機内の照明が落ちてきたので、とりあえず機内上映のオーシャンズ13を。吹き替え版で、ちょっとおもしろみが半減。字幕版がいいよ。ついでに「日本一の色男」、植木等主演、なんていう、それはそれでどうなんだろう、ってのも上映していた。
オーシャンズを見ていたら、最近はいろいろと気を遣わざるを得なくなったのか、ドリンクを頻繁に持ってきてくれる。持ち込みができないから、提供するしかない、ということなのだろう。きっと。
そしてスパークリングワインを紙コップに半分ほどいただき、就寝。寝ても寝なくても良いのだが、寝る以外に時間をつぶす方法がない。ということで、酒の力を借りてみた。
どれくらい眠ったのか、目が覚めると おやつ
が準備されていた。菓子パンと巻き寿司。これはおやつなのかどうか、しばらく悩んだが、デニッシュみたいなパンだと、あとあとカスがこぼれるので、巻き寿司。で、飲み物は?と聞かれたので、ここは「暖かいお茶」をお願いした。食べ物に合う飲み物じゃないと。ちなみに、左の日本人は日本酒(缶入り)、右のドイツ人はスパークリングワインをお願いしていた。あー、やっぱり日本酒が良かったかな。ってか飲めないし。
ワインもソフトドリンクも飲み放題、なのはわからなくないけれど、トマトジュースが意外と売れていた。日本人以外に。んー、そういう習慣なのでしょうか?オレには、いまいちよくわかりません。いや、感覚が。
うとうとしているうちに、フランクフルトに着陸。着陸の衝撃で目が覚めるくらい眠っていたのは秘密だ。手荷物は持って行くとして、機内に預けた荷物は、ベルリンまで通して持って行ってくれ、とお願いしていたので、そのまま表示に従ってターミナルを歩き始める。右に座っていたドイツ人から「気ぃつけてなぁ」という感じの英語をかけてもらう。どうも、フランクフルトには2つのターミナルがあるらしい、のだが、おとなしく航空券に指定された搭乗口目指して、猫まっしぐら・・・・と、入国審査が。ま、軽いよ、こんなもん。と思ったら、NON-EUが混雑。そりゃそうか。さっき到着したばかりだからな。
「誰だよおまえは」「おまえ、オレを知らないのか?」という無言のテレパシーをくぐり抜け、無事にEUに入国。引き続き、搭乗口を。
で、意外と自由な空港で、チャリンコOK、電気自動車OKなかんじ。電気自動車もかなりスピードが出てる。ぶつかる方が悪いのか、ぶつからないように運転できないと免許がもらえないのか。さらに喫煙ブースも「室」ではなく、普通に灰皿が。禁煙サインがなければ、別に吸うには自由、ってなことらしい。
で、今度は乗り継ぎ便の手荷物検査。パスポートチェックを受けて、荷物を通す。「ポケットは空っぽ?」と聞かれて、「もろちん」とちょっと間違った英語で答えて、ぶーぶーゲート通過。前の人は、なった瞬間に拉致されて、個別ブースで金属探知。えー。こわいよー。まだ人生途中だと思うんだけど、これも運命か?と悩んで飛び込んでみたら、鳴らなかった。が、荷物が引っかかる。機内でもらったペットボトルの水。これがまずいらしい。「ここで飲むか、捨てるか、どっちにすんのよ、あんた??」とおばちゃんに聞かれ、飲みきるわけにもいかず、放棄。あー、もったいない。
ここでターミナルの間を移動。普通にシャトルとかあるらしいんだけれど、地下道を移動してみることにした。ちょっと幻想的なところ。で、健康な人は階段を使え、ってなことで(いや、正しくはエレベータが混雑していて待っていても乗れそうもなかったのだけれど)、階段でひーこらしてみる。大江戸線六本木駅くらいに深い、いや高い。うう。
今度はルフトハンザのエリアで待ってみる。ここも、やっぱり自由にたばこが吸えて、そして電気自動車が走る。っていうか、売店、というよりも洗練された感じの店が並んで、ソニー製品とか、それなりに扱っているのだけれど、秋葉原で電気製品を買いたくなる心境がわかった。うん。単純計算で、1.5倍はしている。高すぎる。うん。
無事にベルリン到着。入国審査は受けているのに、税関を通していないオレの荷物。聞いてみたら、「申告するものある?」って聞かれたから、「いや、なーんにも」と返したら、「じゃ、緑のレーンを通っていけば終わり」ってなことで、なんにも考えずに通過。あれ?人がいないんですが。
税関通過(苦笑)。
ここからホテルへは自力で出かけなければならんのです。結局、バスに乗り、最寄りの駅まで案内してもらい、そこから電車に乗る。山手線みたいな環状線が走っているので、それに乗れ、とのこと。
で、電車は・・・・広い。日本の電車より広い。カラーリングは京急線に似ている。モーターの音も京急線っぽい。ドアは手動式。完全停止しなくてもドアボタンが反応すればドアが開くのは秘密。自転車でも平気で乗れるように、段差はほとんどない。日本よりも少ない感じもする。
ここで住所と駅に矛盾があることが判明。もちろん、道に迷う。聞く人すべてが現地の人手はない、というショックをうけつつ、なんとか見つかったタクシーに乗り込む。いきなり「韓国人か?」といわれたが、「日本人にしておいてくれよ、こういうときは」と、軽いジョークで交わしてみる。チップ制を理解していないかもしれない、と思ったのだろう、運転手はメーターを途中で止めてくれた。ま、結局チップを加算して「取っておいて」と言っておいたけれど。
これでホテル到着ー。生きて帰ってくることができました。クレジットカードの控えを取られ、署名して、無事にチェックイン。うーん。疲れました。
軽く食事をしたい、ってなことで、ホテルのレストランへ。カルボナーラを頼んだら、ジャーマンサイズで食いきれなかった。たぶん、日本の倍はあるな。津田沼の宴で出てくる「全員分の量」が、1人前って感じ。くいきれませーん。
で、気がつけば起きてから24時間以上が経過(携帯を日本時間にしているので)。シャワーは明日の朝にしよう、ということで、とっとと就寝。パソコンを立ち上げ、プラグの形状を確認して、電源投入。電圧は欧米仕様に設定しておいたので、あまり気にせず起動。USBで充電開始。うーむ。らくだ。あ、電車の中では、ノキアの携帯電話が一番使われていた気がする。さすが欧米。
部屋は広い。日本のシングルとは格が違う。気がついたのは、トイレットペーパーが細いこと。必要最低限のものしかおいていないこと。テレビはあるけれど、砂嵐しか見られないこと。日本でも同じ番組をやっているので、ちょっとした安心感(おい)。
目が覚めて、今日はブランデンブルグ門でも見てこようかと画策中。昨日はほとんど写真を撮らなかった(夜だったし)から、今日改めて写真を撮って、文房具をあさってみることにしようと思う。
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