雑記

mixiに書いている日記の代わりだったりします。

2010/03/07

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2009/05/24

銭湯へ

銭湯に行ってきた。

車で10分くらい。まぁ、悪くないかな。こんなもんでしょう。

お湯が若干塩素のニオイがするけれど、ホテルの大浴場だと思えば、こんなレベルじゃないかなと。

・・・・と思ったら、ホテルチェーンの系列なのね。しかも、出張でよく使っているドーミー系列。

どうりで、作りが似ているわけだ。

月に1回とは言わないけど、不定期に出かけるのも悪くないかな。できれば平日で。

マック

帰りがけに、近くのマックのドライブスルーへ。

クーポンがあったので、それを使ってみたところ。

サンデーなる商品も注文していて、代金もしっかり取られたのだけれど。暖かい商品と、コーヒーが別々の袋で渡された時点で怪しいとは思ったのだけれど。

家に帰って。

サンデーがない。

いや、今日は日曜日。100円で幸せな気分が買えたことが大事なのか?

これからは、再発防止策としてドライブスルーは使わず、いったん車を止めてから商品をすべて確認します。

2008/06/09

非接触ICカードと携帯電話。

ふと、考えてみた。携帯電話のSIMカードを外したら、非接触機能はどのように動くのだろうか。

全く動きませんでした。

とすると、携帯電話がダウンすると、非接触の電子マネーも定期券もクレジットカードもダウンすると言うことですね。なるほど。

ということは、バックアッププランが必要と言うことですな。

幸いなことに、携帯電話にしか入っていない情報はない。Edyは別のカードを使えばよいし、nanacoも全額使い切ってから別のカードに乗り換えればよい。クレジットカードは磁気カードを持ってるし、定期券は携帯には入っていない。他に困るものといえば・・・

ポイントカード。調べてみると、確かに。これはプラスチックのバーコードを読み取らせるしかないね。まぁ、これもバックアップがあるから、直接困る話ではない。なるほど。納得。

お金にまつわる話だから、この手のものはバックアップがあるに超したことはない。携帯は壊れるかもしれないけれど、それがわからない。でも、カードが壊れていることは、少なくともチップ内部の損傷じゃなければ、見た目にわかるはずだし、チップ内部でも、十分なバックアッププランがあれば、確率は低くできるというわけだ。

もちろん、携帯がすぐに壊れるような環境にいる訳じゃないけれどね。

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マウスを交換する。

自宅のマウスの調子が悪い。左クリックがうまく使えていない。つまり、思いっきりクリックしているのに、全然クリックしていないかのように振る舞ったり、ドラッグ中にドロップしてしまったりする。往生際が悪いというのか、シングルクリックでダブルクリックになってしまったりもする。

こりゃ、交換だな、と思ったが・・・・ちょっと待て。

使っているマウスは指紋認証機が無線の母艦になっている。同じものを買わないといけないと言うことだ。あるのかなぁ・・・・と思いつつ、帰り際に家電量販店へ。

店員さんに聞いてみる。

曰く、「指紋認証機つきのマウスは販売中止です」とのこと。

いや、そういうことじゃなくて、「その母艦とつながるワイヤレスマウスがほしい」んだけれど。

説明が悪かったんだろうな、再度かみ砕いて質問してみる。それと接続できるマウスも現在販売されていないということですか?たとえばこのマウス、形状がよく似てるんですが。

・・・・似ているだけで、接続はできません。

それが店員さんの答えだった。うーん。認証方式なんてそんなに数多くないし、なにより、形状が同じなら、中身も同じなんじゃないのかなぁ?まぁ、いいか。指紋だけ使えれば。マウスが2個ってことになるんだろう。

そう思って、「よく似ているけど接続できない」とされているマウスを購入してみた。

自宅にて。電池を交換し、ダメもとで認証させてみると・・・・あれ?使えるよ?なーんだ。やっぱり普通に使えるじゃん。マウスの型番も「IntelliMouse Explorer 2.0」って同じだし。同じ形状でもつながらないわけないじゃん。型番が同じなんだから。

同じ操作感覚。ちょっと色が変わったけれど(ちょっと青みがかっていたのが、グレーになった)、それ以外は何も変わっていない。なんだよぉ。先に言ってくれよぉ。心配したじゃないかぁ。

まぁ、使えるようになったからいいか。マウスの母艦が壊れることはないと思うけれど、まぁそのときにはそのときと言うことにしておきましょう。

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2008/06/08

結果論

結果論でしかないのだけれど。

どうもマウスの調子が悪く、1回しかクリックしていないのに、ダブルクリックになってしまったり(ちょっと痛い)、ドラッグしているつもりが、途中でマウスが放された状態になってしまったり(けっこう痛い)という状態。

そんなにマウスを使っているつもりはないのだけれど(むしろキーボード派)、分解しても意味はなさそうなので、秋葉原にでも買いに行こうかなぁ、と思っていたのだった。

結局、よく考えれば今日行く必要はなくて、明日、会社の帰りに行けばいいか、と落ち着いて昼寝をしていたのだが・・・・・起きてびっくり。車の運転ができるくらいだから、異常な興奮状態ではあったのでしょうが、秋葉原までの道のり、運転は問題なかったんでしょうか。

不幸にして被害に遭われた方々の一刻も早い回復と、亡くなられた方々のご冥福をお祈りいたします。

歩行者天国、廃止になるのかなぁ。

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2007/09/22

ベルリン日記(8)

※ この日記は2007年09月17日 23:36 に mixi に掲載されたモノです。

今回が最終回です。たぶん。番外編とかあるかもしれないけれど。

結局、ベルリンからロンドンまでのチケットはオンライン座席予約ができないらしい。が、今回はANAの旅行予約だったのだけれど、BAはワンワールド。つまりJAL。これはマイレージカードを持っていたので、早速登録。まぁ、早めに空港に行けば、いい席になるだろ。

ということで、自然の摂理と戦いながら、オンラインチャット。途中で切れたけど。俺の声が先方に聞こえるだけ。本当にクリアに聞こえたのかどうか、オレにはわからないのだけれど、画像も見えたみたいなので、まぁ良いことにしましょう。ええ、実は都内の某ホテル、って言ってもわからんだろうし(実際には、太陽光が当たっていたので十分にわかると思うけどね)。

夕食は軽めにすませて、とっとと就寝。

で、起床。なぜか現地時間でも、日本時間と同じ時刻に目が覚める(苦笑)。で、一服しながらCNNを。朝食ウマー(何度も繰り返すけれど、本当にうまい)。ジェリーのチーズは、やはり苦味が。そして、ちょっとパサパサしている感じ。トマトなんかと一緒にすると、それはそれでいいかも。

がっつり朝食を食い、シャワーを浴びて、これからの長旅の準備。・・・・あれ?これ、師匠のおみやげだ。師匠は手ぶらだったので、おみやげをオレに託していたのだ。これは師匠の大切なモノ。返さなければ!

師匠に電話。えーっと、ホテルのチェックアウトから空港の待合いまでの時間があるので、届けに行きますよ。いなかったら、フロントに預けておきます、ってなことにしておいた。

すると、数分と立たないうちに師匠から電話。徒歩ツアーに出かけることにしたんだけど、くる?

えーっと、時間的に空港にいなければならない時間には間に合わないので、と師匠の誘いをお断り。すみません。

で、チェックアウトして、師匠のいるホテルに向かうには、トラムに乗っていくのも良いのだけれど、なにしろ荷物が多すぎる。なので、ホテルのバスで、近くまで出かけることに。

えーっと・・・バス、来ませんが。

と、日本語で会話をしている親子を発見。一服していたので、「失礼ですが、日本の方ですか?」と声をかけてみたら、「ええ、あ、あなたも日本の方ですか」と、ちょっと意気投合。で、バスの行き先がわからないまま、フロントに「このバスに乗ればいいから、ほら速く!」ってなことで、バスに駆け込み、荷物をバスの中に積んでもらう。

で、車中、その親子(といっても、オレと変わらないくらいの息子と、オレのオヤジくらいの年齢の父)と日本語で会話。で、なかなかすごい人だな、と思ったら、大学の物理の先生と、その息子さんということがわかった。

宇宙のチリがぶつかった衝撃を地球に送信することで、宇宙塵(うちゅうじん)のデータを回収しよう、ということらしい。そのための会議でベルリンに来ていた、とのこと。息子さんはこの先1ヶ月半ほどいるようなのだが、目的は話してくれなかったので、こちらからは聞かなかった。

で、すごいですねー、真空の世界で集めるのは難しいのでは?って聞いたら、「だから、集めないんですよ。地球にぶつかる前に大気圏で燃え尽きるようなチリを、受け止めるんです。で、ぶつかった衝撃をデータにして報告するんですね」、とのこと。

ひょっとしたら、本当の宇宙人もぶつかるかもしれませんね、などと冗談を交わして、「学生向けのおみやげを買いたいのですが、なにかありましたか?」と聞かれた。んー、ホテルのそばに、ドンキ的何かはありましたよ、と教えておいた。ついでに、その隣にスーパーもあるので、便利かもしれません、ってなことも。

そこで名刺をお渡し(先方は持っていなかった)し、「これも何かの縁ですから」と写真を撮ってもらう。後でメールで送ってくれるらしい。わくわく。

では、よいご旅行を、とポツダム広場の隅っこでお別れし、師匠のいるホテルへ。

広場では、干し草をサイコロ状にしたもので子供が遊んでいる。もちろん、赤十字も完全バックアップ。へぇ。ハイジの世界ですな。遊びたかったけど、荷物の多さと、大人が遊ぶ恥ずかしさに負けた。が、干し草のいいにおいはした。

師匠のいるホテルまでは、ここからだと電車で2駅とか3駅とか。なので、とっととホテルへ。師匠は徒歩ツアーにでかけてしまったようなので、フロントに「これ、渡してください」と、お願いしておいた。

では、最後は空港で時間をつぶしましょう、ということで、空港近くの駅まで電車で移動して、空港までバスで一直線。

さてと、ここでやるべきなのは、税関審査(免税手続き)と、その払い戻し手続き、そしてチェックイン。

まず、到着日に聞いていたゲートまで歩いていくと、自動チェックイン機があったので、操作・・・・できない。よく見ると、「故障しております」だってさ。

反対側のチェックイン機の表示を英語に切り替え、チェックイン開始。パスポートを読ませ、予約番号を入力すると、「手荷物を見知らぬ人から預かりましたか?」とか「手荷物を誰かに渡しませんでしたか?」という質問が表示された。テロ関連の質問なんだろうな、きっと。いずれにしても、どちらもNO。すると、「旅程表のコピーを印刷しますか?」と聞いてきたので、これも記念品としてYES。

すると、座席が。窓側に指定されていたのだけれど、残念ながら肩の部分。これじゃ、外は何にもみえない。なので、できるかぎり前方にしてみる。

無事発券。カウンターに行って、荷物だけでも預けようと思ったら・・・・「あんた、早すぎるのよ」と怒られた。ここで引き下がるわけにもいかないので、「このカウンター、どこにある?」と免税の書類を見せると、0番の先、とのことだったので、0番に行ってみる。

見あたらない。で、再度聞いてみる。右にあるという。で、まっすぐ行ってみると行き止まり。あれ?ということで、行き止まりでお巡りさんがいたので聞いてみた。反対側だ、という。あれれれ?

ちょうど中間にひっそりとした空間につながるルートがあって、そこにあるのでした。

すると、免税書類を受け付けてくれる人はいるのだけれど、税関が見あたらない。どこ?って聞いてみた。となり、ということだったので、くるりと回ってみると、あった。入ってみると、先客が。待っていたら、「こっち開いてるよ」と教えてくれた。で、航空券、パスポート、免税書類を出して、しばし待つ。航空券、パスポート、そしてチェックされた書類が順番に帰ってきた。笑顔もなにもない。もうちょっと親切ってものがないのか、と思ったら、彼の腕には、「塀の中に1回入っていました」的な落書きが。えーっと、今の親切心の件については、聞かなかったことにしてください(ってか、思っただけでいってないんだけど)。

そのまま引き返し、免税してもらう。約8ユーロが返ってくるらしい。ありがたや。

が、この先、メシのタイミングがわからないので、軽くサンドイッチとコーヒー牛乳を。合計で4ユーロ。これで、主な小銭はすべて消費したので、あとは楽になるな。

外でサンドイッチをほおばり、コーヒー牛乳を飲みながら、たばこを一服。ふぅ。この先、半日以上の禁煙になるわけだから。

さてと。

ヒマ。

なので、空港の無線LANをつかってしばし遊ぶ。で、チェックインの行列の2番目に並んで待つことにした。「なんでも時間が来るまで、チェックインできないみたいですよ」と、旅行者同士で話ながら、開始時間を待つ。

チェックイン開始。

荷物は、無料限界の20キロちょうど。くるときが14キロだったから、約6キロ増えております。で、成田までそのまま運んでもらうように手続きして、パスポートにシールを貼ってもらう。これをヒースローで見せなさい。それで向こうの人にはわかってもらえるから。いい?とカウンターで親切に教えてもらう。なるほど。印籠みたいなもんですな(違)。

で、とっととゲートまで進もうと、出国審査に進んだら・・・・「ダメだよ、早すぎる。また来てくれるか?」と審査官。「いやだ。だって、チェックインしたんだよ?なんで入れないんだよ?」とちょっと意地悪してみた。

「前の飛行機が飛んでないから、前の客と一緒になってしまうと大変だろ?だから、あと30分ほど待ってくれないか」だってさ。まぁ、事情はわかったので、そのまま待つことに。前の飛行機が飛び立ち、一息ついたところで審査官が「お待たせ」と入れてくれた。出国!

で、ブーブーゲートを通過して、ゲートで何気なくテレビに見入っていたそのとき。

・・・・・あのー、飛行機が墜落している映像が出ているんですが。英語とドイツ語で「どこだ?」「どこの国だ?」「どこの航空会社だ?」的会話でちょっと騒然。まぁ、実際にはヨーロッパではない、ということで、みんな安心したみたいだけれど。

ここの免税店で最後の土産かもしれない、と思って、免税品を購入。いろいろと。

で、ロンドンからの飛行機が、搭乗時刻30分前に到着。ん?それ、大丈夫なの?入国審査で延々と行列を作る人々。それを横目に見ながら、行列をつくり、とりあえず搭乗案内を待つ。

搭乗時刻になり、「それではどうぞ」と搭乗ゲートに航空券とパスポートを渡すと、「ようこそ」と日本語で挨拶。知ってるんだろうな。みんな、淡々と席に乗り込む。出発。ん?折り返し便にしては、機内清掃とか早くない?っていうか、してないんじゃ?

予感的中。してません。まぁ、そういうものなのだろうから、いいのだけど。誰も不安に思ってないみたいだし。ちょっと昼寝。いつ寝られるかわからないわけだから。と、軽食としてサンドイッチが(苦笑)さっき食ったばかり、と思いつつ、オレンジジュースとともに。ええっと。ええっと。でも、うまいです。

ヒースローには定刻通り到着。機内のテレビでは、延々と現在地と目的地までのルートマップが表示されている。緯度としてはあんまり変わらないらしく、「そのまんま東」へ。

ほぼ定刻通りに到着・・・・と思ったら、機内アナウンスが。「前の飛行機が出発していないので、ゲートにいけません。15分ほど着席してお待ちください」とのこと。よくあることなんだろうな。辛抱強く待つしかない。

で、オレは乗り換えがあるから、乗り換え専用のロビーに急ぐ。が、工事中でなかなか鉄パイプが向きだしで、旅行に来たと言うよりも、工事現場を歩いている感覚だけ。で、FCCっていうらしい、乗り換え専用ロビーに到着。ここで厳重な手荷物検査が。

えーっと、PCは別に検査します。液体はポリ袋に入っていること、ただし、免税品の場合は密封されていること。金属がついている靴は脱いでください、と、かなり丁寧に説明しているのだけれど、1回約5分ほどの説明を3ターンほど見るくらいの行列。しかも、前の人が終わらないと、こっちも進めないらしい。えー。と後ろにいた老夫婦が時計をちらちら。「お急ぎですか?」と聞いてみたら、「次の飛行機まで5分しかないんだよ」とのこと。オレと順番が変わったところで、短縮になるかどうかはわからないけれど、まぁ、交換しました。で、オレの番。無事に通過。見た目の怪しさはチェック対象外だったようです。

ここからターミナルを移動するバスに乗るわけですが、このバスが約5分間隔で、10分の所要時間とのこと。えええええ。そんなに広いの?

と、文句を言っても乗るしかないので、バスに乗り込み、空港の雰囲気を見てみる。えーっと、古いです。なので、拡張の跡が見て取れるので、非常に複雑な構造です。が、煉瓦造りだったり、風情もあります。が、空港関係の車と同じところを走るので、隣にはコンテナとか、タラップ車とか。それはそれでおもしろい体験ではありました。

で、目的地のターミナルに到着。チケットとパスポートを見せて、ベルリンで預けた荷物は成田まで持って行ってもらう手続きの確認をしてもらう。で、搭乗口の集合は10分後になりますので、中をちらちら見る程度しかできませんが、みたいなことを言われつつも、それに従う。

で、ふと案内を見ると、オレの乗る搭乗口までの平均所要時間が20分って書いてあるんですが(苦笑)。これ、見てるヒマないよね??ということで、とりあえずゲートに急ぐ。歩いても歩いても、つきません。なんとかゲートを見つけ、搭乗手続き完了。ここの飛行機は事前座席指定を済ませていたので、なんと言うこともなく搭乗。

えーっと、隣に座っている方が「その筋」に見えるのですが。半日以上、同じ空間に閉じこめられるわけですか?そりゃこまったなぁ・・・・・

今度はそのまんま西へ。機内では、まず夕食、そして到着の2時間ほど前に朝食を出してくれる、というアナウンスだったので、夕食。今回も和食。うまい。で、ここで寝ておかないと、あとが大変なので、ヤクを飲んで、ぐっすり。と思ったら、隣のその筋系の人が、酒を飲み過ぎて、紙袋を持ってトイレの前に。飲み過ぎだっての。気圧が低いから、結構簡単に酔う、という話は聞いたことがあるけれど、そこまで飲まなくても。

と思いつつ、気がついたら寝ていた。

適当な時間に起床。ちょっと寒くないかな。と思いつつ、夢と現実の世界を行ったり来たり。そのうち機内が明るくなってきた。なるほど。朝食をいただき、オレンジジュースを飲み、無事に成田空港に墜落と思えるような無理矢理なランディングで到着。

あとは、入国審査を受けて、荷物を引き取り、税関。で、入国審査は日本人の場合はスタンプを押してもらうだけで、難しいことはなかった。次に税関。荷物を引き取り、事前に免税の範囲というのはわかっていたので、免税に側に並び、パスポートを渡す。「えー、どちらから?」

ベルリンからロンドン経由できました。「ご旅行ですか?」ええ、夏休みで。「申告するようなものはございますか?」いや、特にありません。「そうですか、ではいいですよ」と、所要時間3分でクリア。荷物も開けなかったし。やっぱり怪しげではあっても、ちゃんと受け答えができればよいようです。

さて、日本上陸ぅー。まずは一服。・・・・あれ?ベルリンではあったはずのたばこがない。あれー。喫煙室で1本もらい、とりあえず一服。

あとは電車に乗り込み、1時間で我が家の最寄り駅。そこから夕食を買い、もう面倒なのでタクシーに乗り込む。

帰宅。ふぅ。

まったりしていてこんな時間。

とりあえず、写真と動画の一部はアップしました。写真の編集(というかコメント)はそのうちに。バックアップしているデータも存在しているので、そのアップは次の週末、かなー。

さて、夢のようなベルリンの旅でした。そして、非日常の生活から、日常の生活にギアを戻さなければなりません。

今日はもう寝ることにします。お休みなさい。

ベルリン日記(7)

※ この日記は 2007年09月16日 00:36 に mixi に掲載されたモノです。

えー、本日が終日ベルリンにいられる最終日となっております。

今日は師匠から「何かあれば連絡しますから」っていうことだったので、とりあえず、ホテルの無料バスがあるってことなので、それに乗ってポツダム広場へ。えーと、ポツダム広場とポツダム(街)は違うところにあります。はい。ポツダム広場は、ベルリンの第二の中心地ってところでしょうかね。東京にたとえれば、AlexanderPlatzが新宿なら、渋谷とか池袋とか、そんな感じ。距離的にもそれくらいの距離なので、東京と似てますね。ただ、新宿みたいにごちゃごちゃしていない、というのがよい。それがよい。で、こっちの店はだいたい11時に開店するらしい。仕方がないので、ソニープラザにある、映画ショップ(正式名称はShopだけなんだけど、映画関連のものとか、センスの良い文具がある)に入ってみる。開店が10:30ということだったので。

入り口まで来たら、電気がついていなかったので、ガードマンというか受付のおじさんに、「ちょっと早かったですかね?」と聞いてみたら、「時間だから入ってみればあけてくれるよ」と気楽なお返事。

入ってみた。「ちょっと早かった?」と店員の女性に聞いてみたら、「いやいや、時間だから問題ないわよ」ってなことで、1番客。えーっと、すみません。こんな三十路前の日本人で。なかなかセンスの良いグッズを購入。で、トランプの神経衰弱(って、今考えると、この名前もすごいな・・・差別用語っぽい臭いがするけど)専用のカルタが。実は、「これ、なに?」って聞いたら、ゲームの名前(つまりドイツ語で「トランプの神経衰弱」)を教えてくれたのだけれど、よくわからない、といったら、封を開けて実際に見せてくれた。うわー、おもしろい。これはよい。それも買うよ、と購入。

で、BMWのショールームみたいなのがあって、解説用の「名刺サイズCD-ROM」を手にとって、「もらってもいい?」と聞いてみたら、「いいけど、ドイツ語の情報しかないよ?それでもいい?」と教えてくれた。「全然気にしない。記念にもらっていくよ」と、あんまり車には詳しくないので、どなたか、車の好きそうな方々にプレゼントすることにしましょう。

さて、ソニープラザ開店。一気に20人くらいがなだれ込む。日本人はいなくて、日本語も通じない。ただ、商品は世界共通らしく、日本語で「ワイヤレスマウス」とか、ちゃんと書いてある。

んー、家電は電源の問題があるので、あんまり使えない。なので、CDを物色してみた。良さそうなCDがあったので、それを選んで、カウンターに並んでみたところまでは良かったのだが。

えー、身長はオレより頭一つ分大きくて、体重はオレの1.5倍くらいありそうで、黒のスーツでびしっと決めた、金色のネックレスがアクセント、という「わかりやすいその筋」のダンディが、「おまえ、それ買うのか?」とドイツ語で。「はい。その通りであります」と答えたら、「レジ、あっちだぞ」。

ちょっとほっとして、レジへ。「あと3ユーロで免税になるんですが」ってことで、単3乾電池が2本で3ユーロ。ちょっと高くないか?とは思うのだが、SONYってかかれた乾電池はブランドものらしいので、まぁ、記念というか、なんというか。もっと言えば、免税って言われても、どれくらい税金が戻ってくるのだろう?

まぁ、これも何かの記念ですから。ということで、無事に処理完了。

引き続いて、メインの目的地である文具屋へ。小物をあさっていると、店員さんがカゴを持ってきてくれた。んーと、買い物カゴなんだけれど、金属製。この辺もセンスが光ります。さすがオレが目をつけた文具屋だけのことはある。

で、「日本から来たんだけれど」と英語で言ってみたら(というのも、カゴをお持ちしましょうか?と行ってくれたのが英語だったから)、「昨日も2人ほど、日本人の女性が来てたよ」と教えてくれた。なので、オレがなんでここに来たのか、ってなことを説明。「この雑誌に、この店が紹介されていたんですよ」と、実際に雑誌を取り出して説明する。「あら、本当?」と店員さんが集まって眺め始めた。他のお客さんがレジに来ると、「ちょっとごめん」とレジに行って会計をする始末。遠く離れた日本で、1ページの紹介が出ているというのは、確かに彼らにとっては「遠い国の話」なのかもしれない。なので、「必要ならコピーをとっておけばいいよ」と、店員さんを放置して、ブツを物色。

すごい。日本とは格が違う。文具専門店だから、ちょっと中世な感じも漂う店内で、商品すべてが何かを主張していて、すごくいい感じのお店。海外からの買い付けは、これで決定だな、と思わせる。

オレがブツを物色していると、わざわざ案内までしてくれて、「これはこういうもので、これはこういう風に使うのよ」と英語で説明してくれる。うん、文房具の取り扱い説明書って、普通ついてこないから、だいたいわかるんだけれど、ここは親切なんだろうと、「へぇ」とか「なるほど」と相づちを打っておく(おい)。「誰に送るの?」「どういうものがいいの?」と相談に乗ってくれるので、店員さんのセンスにお任せしていると、グッとくるものが。ベルリン限定の熊のプリントが入ったボールペン!「ベルリン向けにわざわざ作ってもらっているのよ」と、ちょっと得意げな店員さん。衝撃のブツを見つけて小躍りしている三十路前の日本人。我ながら、アホであります。はい。隠しません。アホです。

そのうち、他のお客さんがいなくなったら、店員さんがみんな集まってきて、「このページ(その店の紹介文が書いてある)、なんて書いてあるのか教えてくれよ」というので、「英語でしか説明できないよ?」と断って、一文ずつ丁寧に英語で説明。「ごめんね、ちゃんと翻訳できればよいのだけれど、ちょっと間違っているところがあるかもしれない」と断ると、「いやいや、十分だ。オレが日本語を話すよりもずっと上手だよ」と偉い人なんだろうひげを蓄えたおじさんがほめてくれる。

「この店のソーセージ、有名だよ、ぜひ行ってごらん」と、今度は地元の人でも有名なソーセージ屋(っていう店ができるのもドイツだからなんだろうな、たぶん)を教えてもらう。が、時すでに遅し。土曜日は午前中で店じまいらしい。「あー、じゃ、来年くるよ」と行っておく。いや、来年こなければならないのだ!と、勝手に決心(実現できるかどうかは不明)。

「必要なら、コピーしておくといいんじゃない?」と進めたら、ページをコピーするために、案内してくれた店員さんは奥に引っ込んだ。そのスキに会計。で、雑誌を返してもらったのだけれど、白黒コピーだったので、「日本に戻ったら、カラーでスキャニングして、メールで送るよ。そうすれば何度も印刷できるでしょう?」ってなことで、お互いに名刺交換。

ここで、またもサプライズ。ベルリンの熊がかかれたボールペンに、わざわざ革製のケースをつけてくれた。「特別に」とのこと。実はセットで売られていたのではないか、なんて無粋なことは言わずに、素直に感謝するのが、国際的な礼儀というものです。はい。

付加価値税払い戻しの手続きもしてもらい、「来年も会いましょう!」というご挨拶をして、再びポツダム広場へ。ここでは、是非とも見ておきたいものがあった。それは、ソニープラザでも、BMWでもなく、文具屋の次に見ておきたかったもの。戦争と分離、そして独立の過程。ホロコースト記念碑。単なる墓石みたいなのが、ずらーっと並んでいるだけ。それ以上の意味は、どうやら存在しないらしい。宗教色を排した、というのがその理由。腰掛けられる高さから、どう考えてもベルリンの壁より高い石まで。長さと幅はすべて同じで、高さだけが違う、均等に並べられた石。巨大迷路、みたいな雰囲気もあるのだけれど、無機質に均等に並んだ石は、もちろん墓石(ただ、もちろん数にも意味はないらしい)っていう感覚なので、「墓地」みたいな雰囲気はあるのだけれど、石がすべて同じだけに、ものすごく整理された恐怖を感じる。

と、ここで自然の摂理が。ううむ。日本の地下鉄と違って、ベルリンの地下鉄にはトイレがない。本当にない。改札はなくてもいいから、トイレくらい作ってほしいのだけれど、本当にない。と、すぐそばにSUBWAYがあったので、トイレに駆け込む。

・・・・・満室(といっても、個室は1つしかなかった)

すぐに引き返し、道路の反対側を見ると、ベルリンの熊がたくさん展示されている。これは自然の摂理に反して写真を。あの「何かを持ち上げている熊」は、実は「力強さ」を表しているのだ、と、そういえば先ほどの文具屋の店員さんに教えてもらったことを思い出す。頭の中に流れている曲は、もちろん、「森のくまさん」。

♪あるーひ ベルリンで くまさんに であーった。

♪それでも トイレまで がまんでーきーるーかーなー。

手早く写真を撮影。で、トイレの記憶をたどる。えーっと・・・・AlexanderPlatzまで行けば、トイレはある。チップ制。それがだめでも、デパートにもトイレはある。

トイレ目的に地下鉄に乗り込み、約10分。時間との戦いであります。

チップトイレはあったのだけれど、残念ながら50セントのコインがない。20セントとか10セントはあったんだけれど。近くのコーヒースタンドで「両替できない?」と聞いたら、「だめだよ」と冷たい答え。えー。

こういう時の時間の流れは自分の中ではものすごく長い時間に感じられるわけですが。デパートに入って、トイレを確認すると、2F(つまり3F)にあるらしい。エスカレータに乗って、じっと我慢の子。

目的地に到着!と思ったら、めっちゃ混んでる!しかも満室で並んでる!!身の危険を感じつつ、「森のくまさん」がエンドレスで流れる。

♪ところが トイレは 個室まで 満室

♪誰か出ないかなー イヤな汗かーいーてーるーよー

と、個室が開いた!駆け込むオレ。

♪あらsugaken よかったね トイレに 間に合った

♪ららららーらーらーらーらー ららららーらーらーらーらー

ふう。と、このトイレは掃除のおばちゃんがいる「チップ制」。ええ、駅前のチップ制トイレは、50セントのコインを入れてバーを押す方式。つまり、入場料が取られる。が、ここのトイレは適当にコインをおいておけばよい。ふぅ、おばちゃん、アンタが神に見えるよ。キリスト教ではないけれど。

で、12日に開店して、エスカレータの側面ガラスが壊れるほど人があふれた、というALEXAっていう新しいデパートに、気分一新、歩いていくと・・・・警察が来てる。初日の騒ぎで、かなり警戒している雰囲気。

じゃ、入ってみれば・・・・えええええ、入場に15分以上かかるの??事前のチラシを見ても、それほど安いわけではないのはわかっていて、単なる物見遊山のつもりだったのだけれど、中に入っても黒山・・・・じゃなかった、いろんな色がヤマになった人だかり。えーっと、これ、入ってもゆっくり見ることができない。うん。あきらめよう。と、適当にその混雑を写真に撮って、ホテルに戻ることにする。荷造りもしなければいけないし、また自然の摂理がおそってくる可能性もあったので。

トラムに乗り込み、ホテルまで。えーっと、自然の摂理パート2が。ここまで来たら、ホテルまで自然の摂理にはお引き取り願うしかありません。はい。また、こういう時のトラムが遅く感じるんだ、これが。

ホテルに到着。もちろん、空室あり(苦笑)。ふぅ。で、何が悪かったんだろう?昨日のインド料理かなあ。一番怪しいのは「マンゴーネクター」。微妙にぬるかったし、水っぽかったから、そのあたりなのだけれど、最後は酒をちょっと入れたから、そんなんでもないはずなんだよなぁ。まぁ、自然の摂理に逆らわず、水分を適度にとって安静に、という鉄則に従い、日記を書きながら土産とか荷物の整理を。

あ、帰りの飛行機、座席予約が始まったようなので、早速予約しなければ。

ベルリン日記(6)

※ この日記は 2007年09月15日 16:24 にmixi に掲載されたモノです。

おなじみとなりましたベルリン日記のお時間です。

昨日の夜、実は師匠と半日観光をすることに(なり行きで)なった。師匠、暇?とは聞けないけれど、師匠もせっかくだから、と気を遣ってくれたのだろう。とりあえずAlexanderPlatzに待ち合わせない?と言ったら、ホテルに来てくれ、とのこと。まぁ、それはそれで全然問題ないので、とりあえずフロントには「この時間まで部屋にいるから、よろしく」と絵を描いて了解してもらう。一瞬、チェックアウトするのだと勘違いしていたらしい。

で、その間に荷物の整理とか、写真をPCに取り込んでみたりとか。

予定より早めに出発。もちろん、早めにホテル付近に到着。が、ものすごくよいタイミングで、LEGOがデザインされた「今月のトラム工事予定表」がおいてあったので、思わずもらっておく。たかすぃに後で渡します。

で、あれこれと歩き回ることに。昼と夜では顔が違うのも、ベルリンの特徴といったところでしょうな。で、あいていたスーパーで、会社向けのおみやげがあれば買っておこう、ということでPlus(つい「プラス」と読んでしまうのだけれど、ドイツ語読みなのでプルース)があったので、早速突撃してみた。あとでわかったことだけど、スーパーというよりは、現地の人はディスカウントストア、という感覚らしい。とにかく安い、というのがふれこみなんだって。

いや、見た目はスーパーマーケットなのだけれど。野菜は量り売り、無駄な包装を捨てるゴミ箱。日本のスーパーとは大違いだね。買い物袋も有料だし。

・・・・ってなことを考えていたら、すごいブツを発見。ドイツ人もバカです。ええ。はっきり言います。バカです。これはすごいです。おもしろいです。ということで早速これは自分のために購入。何を買ったのかは秘密。

ワゴンセールみたいになっているセール品のヤマの中に、コーヒー豆500グラムがあったので、まぁ、自分のためと思って購入。そしてお菓子も。すると、瓶入りジャムもワゴンに入っているのだけれど、1個フタがあいてるんですが・・・・・それも、表面、乾いてるんですが・・・・・いいんですか?いいんですね?日本でそんなことやったら、大変ですよ。たぶん。おもしろいけど。オレは買わないと思うけど。

で、ここの買い物袋が布製で、デザインもおもしろかったので、手持ちにあったポリ袋ではなく、布のやつを購入。カードが使えなかったので、現金がなくなりつつある。えー。まぁいいや、どこかでおろせるだろ。

まぁ、何とかなるだろうと、ホテルに行ったら、インド人もドイツ人も日本人も驚いていた。バカグッズは世界を平和にします。はい。で、ここで日本人に買ったものを預かってもらうことにして、師匠と半日観光。お約束でもある、100番バスで名所を回り、教会に。戦争で破壊された教会を復元させた、ということで、天井にはつぎはぎがあったり、まったく復元できなかったりしているのだけれど、ふと考えた。

復元することが、本当に正解だったのだろうか?原爆ドームみたいに、復元が不可能という訳ではなかった、という意味では、技術的に復元できる、と考えるのは不思議でもない。が。復元しない方が、そのインパクトは強かったのではないか、という気もする。もちろん、復元したことによるインパクトは強い。だけれど、それが本当に戦争という異常事態を忘れさせないための工夫だったのかどうか。

師匠に解説をしてもらって(おい)、キリスト教の考え方、ヒンズー教の考え方(そういえば、オレは師匠がどの宗教を信じているか、というのはわからない)の共通点と相違点を教えてもらう。代わりに、日本では物資不足で金物がほとんど供出(没収されてしまった)ことについて解説すると、「だから日本では原爆ドームくらいしか残っていないんだ」と納得してもらえた。

今度は銀行へ。手持ち現金ないんですよ、ついでに仕事のネタにもなるし、と師匠に弁解して、お金をおろす。普通におろせてしまった。暗証番号間違えておくんだった。ちっ。でも、それでバグが見つかったらイヤだなぁ。自業自得とはまさにこのことになるわけだから。

で、次はチェックポイントC(チャーリー)に向かおうとしたら、全然違うところに。ええええええ。オレ、間違えました。師匠、すみません!が、トルーマンプラッツを発見できて、それはそれでおもしろかった。たぶん、歴史的にも古いSバーンで、駅の内装もこだわってるし、間違えて降りた駅の駅舎も、すごく雰囲気のあるよいところだった。師匠もこういうデザインが好き、と社交辞令かもしれないトークをしながら、場所を再確認して、発見。そうだよ、こんなところにあるわけないんだよ。ということで、早速移動。チェックポイントチャーリーは、工事中だった。工事って?工事って?復元してるの?破壊してるの?

結構な人は来ていて、有名な場所ではあるのだけれど。で、代わりにいろんな情報が書いてあった。低い車で脱出したとか(この話が一番おもしろかった)、トンネルを掘って脱出したとか。

師匠を道に迷わせてしまったお詫びに、師匠の昼食代を出そうとしたら、おごられてしまった。すみません、師匠。もっと精進してきます。昼飯は、サンドイッチにペットボトルの紅茶。あ、そういえば、缶コーヒーって、日本だけなのか?ベルリンでは見ないぞ?

半日観光での会話は、宗教っていう概念を考えて、それをちょっと超えて、オレの中では師匠の存在を再確認できたような気がする。つまり、聖書の一節に「神は、自らを助くる者を助く、とかかれていて、確かに「もう、これでおわりにしようよ」っていう感じの、宗教色を抜いた感じ。んー、うまく言えないんだけれど、「誰が悪かったか」を歴史問題で追求することに意味はなくて、それは政治的問題として「これ以上の議論はしません」という立場をヨーロッパでは敵味方関係なく取っていることが重要な問題なんだろうと思う。それは、日本での慰安婦問題にも通じることがあって、結局「誰がどれだけ悪かったのか」を見つけることに、どれだけの意味があるのだろうか、ということ。それで損害賠償を出すのか?それ以前に、「どれだけ悪かったのか」を客観的に判断できるのか?判断できたとして、それを受け入れることができるのか?、という問題が出てきて、結局前向きな議論ができない。早い話が、政治的には「過去にこだわることに、意味はない」わけですな。そんなことを師匠と話をして、うーん、さすが師匠と再び尊敬。宗教的な背景を持っているのだろうけれど、それを強制しないし、自分の哲学がしっかりあるので、話を聞いていて飽きない。次回は技術的な話を、もう少しできるようにならないと。まぁ、今回は観光だから、まぁ問題ではないのだけれど、今後の自分の課題。

途中、いろんな話を師匠と。歴史問題の他に、宗教を超える社会哲学みたいな話(って、オレが意訳しているから、実は師匠には違う意味が含まれていたのかもしれない)とか、ベルリンの壁以外の板門店ならどうなるんだろう?とか。同じ民族、同じ言語なのに、壁ができてしまった。都市と国では、そのスケールは違うんだろうけれど、おかれている環境は同じ。はてさて、どうなることやら。いずれにしても、師匠から受けた影響は非常に強い。さすが師匠であります。尊敬であります。

で、またドイツ人と日本人に合流。仕事の話らしいのだけれど、オブザーバーとして参加していてくれないか?ってなことなので、無計画なオレは即座に了承。行きたいところは明日に回せばいいし。明日は単独行動で、しっかり見てこようと思うところもあるし。
で、今日はインド料理。まぁ、カレーなんだけど、一応甘口を頼んでみた。肉はラム肉。非常に柔らかく煮込んであって、日本のレストランで出しても十分に通用するような気がする。あまーい。でもうまーい。師匠も「本物にかなり近い味」と言っていたので、たぶん本物。うまーい。ご飯もついてきたのだけれど、これが長粒種。日本で見るような米ではない。そうめんを1センチずつ切ったような感じ。が、この米は、本場では高級品なんだとか。でも、値段は安い。ここはインドネシアのインド料理(インドネシア国籍のインド人)が料理を作っているとか、いないとか。15ユーロもあれば、腹一杯食えます。大食漢にもお勧めできます。え?今日はビジネスの話ができたから、ドイツ人のおごりで?それは申し訳ないです。師匠を道に迷わせて、単なる旅行者としてそこにいるだけで、「じゃまじゃないけど、飯は食う」くらいの存在でしかない(はず)なのに。では、来月東京にいらっしゃるということなので、東京でどこか案内しなければいけません。

最後に出てきたのはマンゴーのカクテルっぽい感じのお酒がショットグラスっていうのかな、その「人差し指の第一関節くらいしか入らない感じの
おちょこ」に。あまーい。でもお酒だー。ちまちま飲んでいたら、雨が降ってきたので、一気に飲み干し(おい)、解散ということになった。結構アルコール濃度は高め。先生、こういう時のお酒は大目に見てください。ごめんなさい。

ホテルに行く路線は2つあるのだけれど、解散した場所では1路線しか走っていない。なので、その1路線のトラムを待つより、地下鉄でAlexanderPlatzに行った方が倍になるはず、と判断して、SバーンとUバーンを乗り継いでトラム乗車。折りたたみの傘を持っていたのだけれど、雨が降っても関係ないお国柄なのか、にわか雨なのがわかっているのか、コンビニみたいな傘を売っているところがないのか。

予想通り、数分でトラムが。すごく混んでいて、ラッシュアワーみたいになってるのだけれど、まぁ日本でも同じですな。としばらくしていたら。

大声で乗り込んでくる一人の乗客。あれー。面倒なことになってきたな。乗車券を拝見すると言うことなのか?と思ったら、事情が若干違う。はがきくらいの大きさの女性の写真を見せる。とりあえず、本当に知らないので、首を振る。寄付を集めているわけでもなさそうだし・・・・・と、隣の女性にこっそり聞いてみた。

えーっと、結論からいえば、太陽にほえろ的には「ガイシャの周辺を洗え」ってなところなんですかね。トラムに乗り込んで聞き込みをするというのも、お国柄なのかな?1週間前は日本にいたから、当然知るわけもないのだけれどね。ただ、なくなった方の写真を見せられて、「知らないか」と言われるのは若干めげる。ちゃんと「殺人」とか言ってしまうわけだから。「この人、知りません?」というのとは訳が違う。ううむ。刺激的な旅であります。

無事にホテルに帰り着き、たばこを買うために両替とカードをお願いしたら、4ユーロなんだけれど、包装の中に50セントが。よーく自販機を見てみると、確かに「4ユーロのところ、今なら50セントキャッシュバック」みたいなことが。へぇ。日本でもやってみるとおもしろいのに。っていうか、最初から3.5ユーロで売る気はないのか。おい。

この日記を途中まで書き上げて、今頃になって食後の酒が効いてきて、とにかく眠いので放置して、眠ることに。

そして、起きてテレビをつけてみたら、「みんなの鉄道」のドイツ語版を延々と放送していた。それが終わったら、トムとジェリーが流れ始めた。音声があるので、違和感はあるのだけれど、仲良くケンカしていた。


<ひとくちメモ>
作業着の色で、何をしている人なのか、というのがわかるのが特徴。青いつなぎは、設備整備の人々。Tシャツは白。黄色い鞄を持っている人は、郵便屋さん。ニッカボッカをはいてる人が工事屋さん、というのと同じ感覚かもしれないけれど、色で直感的にわかるようにしているのは、さすが。赤い服は、消防とか救急。黒い服はDBの人々。深緑は軍人、というのはどの国でも変わらんな。お巡りさんは、日本と同じ感じ。

地下鉄でも携帯電話が通じる、という意外な事実。走行中も通話中、なんてのも普通にあるよ。

23時にトラムに乗っていても、旅行者ではなく、現地の人を気取れば、普通に安全。身の危険を感じることはありません。あとは、ゴルゴに教わった通り、壁の前に立つとか、ポケットを隠すようにコートを着るとか、右手は常に自由にするとか、そういった心構えがあるだけでも違うかも。ちょっと違う気がするけれど。

あ、ただ、現地の人っぽくすると(ちなみに、外国人が非常に多いので、アジア系の人だと、まず中国人と思われる)、道を聞かれたりするので、そこをどうするのか、という問題はある。ま、下手に知っているフリをするのも変なので、首をすくめてみると、向こうもあきらめてくれる。ちなみに、3回ほど聞かれました。しかも1回は現地の人に。知らん。


<ここまでの主な名言集>

※日本語以外はビバリーヒルズ青春白書みたいに意訳してます。正確かどうかは不明。

・成田にて。事前にどこに行くのかを聞いてくるおねーちゃんに、控えを見せたら、「あ、フランクですね」って、おまえ、どこまで砕けてるんだよ。

・テーゲル空港にて。バスをどこで乗ればよいのか、航空会社のカウンターで聞いてみたら、「ああ、いい質問ね。それは、旅行案内所に行くと、もっといいと思うわ。カウンターの0番に行って、右に行けばあるから、そこで聞いてみたら?」とおばちゃんにやんわりと「ここじゃねぇ!」と。

・1週間乗り放題チケットを買って、駅のホームでアクティベートしようとしたら、「おいこら、1回だけアクティベートすればいいんだよ、何回もすると無効になるぞ!」とドイツ語で怒られた。仕方なくチケットを見せたら、1週間乗り放題だということがわかってもらえたらしく、「ああ、そいつを先に行ってくれよ」と肩をぽんぽん、と。いや、乗り方は書いてあるし。英語で。

・デパートにて。「英語は話せますか?」と英語で聞いたら、よくわからないらしいおばちゃん。とりあえず、オレは英語ならわかる、とだけドイツ語で話をしたら、「当店のポイントカードはお持ちですか?」というドイツ語が。次の瞬間、英語しかわからないことを思い出したらしく、「ああ、あなたには関係ないことね、ごめんなさい」的ドイツ語が。いや、話せないだけで、聞いてるんだけど、オレ。

・洗面所に、ルームサービスの方がおいてくれた「BODY
GUARD」なる小さいスプレーが。えーと、オレの解釈では、「日焼け止め」的なものか、それとも「防犯スプレー」的なものか。んー、フロントで聞くのも変な話なので、フロント前のロビーで一服中に、たまたまそこにいた旅行者の方に「これ、ルームサービスの人がおいていってくれたんだけど、何?」と、実物を見せて聞いてみたら、脇の下に手を持って行って、「ここに吹き付けるスプレーだよ」とのこと。「いや、ボディーガードっていうから、泥棒の顔に向かって吹き付けるものかと思っていたので」と言ったら、ものすごく笑われた。ちなみに、その方はベルリンに住んでいる方で、これからプラハに出かけるとのこと。どちらの英語も不完全だけど、通じたからいいことにしようよ。

・えーっと、ドイツ、日本、インドの人が集まって、英語で会話をしていると、ちょっと不思議な気分。でも、日本語で話をすると、細かいニュアンスが通じないので、なんとなく変な日本語になってしまう件。「それがexpandなのかmatureなのか、によって、意味が違いますよね?」みたいな。それが、ドイツ人とインド人なら、確かにわからなくもないのだけれど、オレがそんな話をすると、欧米かっ!って、心の中で何度つっこみを入れたことか。日本に帰ってきて、ちょっとそれが出たら、すかさずツッコミを期待したいところです。心から。米ではないですが、欧ではあります。はい。

・上記の「太陽にほえろ」的一件の会話。ちなみに英語。

オレ:ドイツ語がよくわからないんですが、つまり何があったんですか?
隣の女性:ああ、1週間前、あの女性が殺されたんですよ。それで、聞き込みをしてるんです。
オレ:え?あの人、お巡りさん?
女性:そうよ。
オレ:なんでこんな時間に、こんなところで?
女性:ちょうど殺された時間と同じ時間なのよ。それで女性を知っているかどうか、聞き込みをするの。
オレ:あ、なるほど。そりゃどうもありがとうございます。

さて、朝食もすませて、(もちろん、がっつり食って)今日も出かける準備をしておかないと。今日は、文具屋めぐりと、土産の総仕上げ。あ、帰りの飛行機もオンラインチェックインしておこう。ホテルからポツダム広場に無料のシャトルバスが出ているようなので、行ってみようかな。さて、今日は(ほぼ)最終日。お楽しみに。

ベルリン日記(5)

※ この日記は 2007年09月14日 15:10 にmixi に掲載したモノです。

さて、ベルリン4日目。

●時系列で書くべきなんだろうけれど、そこまで記憶を順に繰り出せないので、キーワードにとどめることにして。

<今日のポイント>

●自然の流れ。これは非常に重要なことだと思うんですね。師匠の倫理観は、インドの流れをくんでいるのか、それとも師匠独自のものなのか、オレにはよくわからないけれど、師匠の言っている「自然の流れ」というのは、「タイミング」とはまた違う、潮流、といったもっとスパンが広い、ということは話をしていて理解できた。

<この先、会議のネタ>

●国際会議。無料。昼食、フリードリンク。繰り返して、無料。ただし、英語。実は日本語が話せる方がいて、英語力を試されていた。受付で、「日本からの旅行者で、師匠がこちらにくるので、参加させてもらうことにしました。事前にWebサイトからは申し込んでいるのですが」と英語で言ったら、「ああ、sugawara-sanですね、ようこそ」といきなり日本語で返されて、気のせいだと思っていた(いや、それくらいの日本語なら話せる人だと思っていた)。が、後に、「いかがでしたか?」と日本語で話しかけられ、「なんだ、日本語話せるんじゃーん」と二人で大笑い。が、彼女曰く、「だって、あなたが英語なのに、私が日本語を話したら、どう考えても変でしょう?」と日本語で言われ、正論な指摘に何も言えなくなる。が、彼女の日本語もいくつかたどたどしい(助詞の使い方が若干)。まぁ、オレの英語は助詞だけじゃなくて、意味もなかなかわかってもらえないのだから、それはそれで「おあいこ」なのかもよ。(いや、負けてるって)

●5年ぶりの再会。師匠から呼ばれる名前がsugawara-sanからsugakenに変わった件について。師匠、そこまで偉くないです。オレ。

●ビジネスとシステムのスキマについて。システムをビジネスモデルに適用するには、当然「何か」が必要なんだけれど、それがうまく機能していないことが多いんだよね。使える技術なのに、マッチメイキングがうまくできていない。

●SEという職業は、アジア(ここに日本の特殊性は含まれているかどうかは不明)とヨーロッパでは、本質的に変わらないのだけれど、実は特徴がある件について。これは原本のPPTをもらうことにしたので、追って公開できる範囲で公開しようかな。英語だけれど、このプレゼンが一番おもしろかった。そのままでも十分理解できると思う。SE必見。

●インターネット監視カメラについて。イタリアの路面電車の映像がリアルタイム監視できる件について。QoSというよりも、VPNって感じがした。ただ、携帯電話の場合VPNについてはちょっとした工夫(これがウリ)が必要な件について。インターネットでの帯域制御は非常に難しいわけで、そこの工夫もちょっと聞きたかったな。

●決済システムについて。やっぱりSWIFTは強い。ZENGINなんて、彼らの目には入っていない。Japanese
SWIFT、で意味が通じて、Japanese
AT&TでNTTを理解してもらった点について。が、ドイツてもTelekomが一番強くて、T-mobileとかT-systemみたいな子会社が。ドコモとデータみたいな感じですかね。んー似てるね。

<フィリピンのメモ>

・フィリピンの脅威。アジアの主要なロジスティクスはフィリピンに移りつつある、らしい。フィリピン外務省の経済産業局の偉い人がそんなことをプレゼンしていた。名刺交換ができたのは、フィリピンの厚生労働省(+観光省)のDirectorさん。「今度はフィリピンに来てください」な勧誘が。まぁ、社交辞令なので。いや、国賓で招待してくれるということなのだろうか?いやー、それは困ったなぁ。安倍内閣の次にサプライズ入閣をする予定なので(おいこら)。
・5年間で通話料金が85%も下がった。ただし、metro-manilaのみって感じがする。
・シリコンバレーみたいなのも作ったよ。
・ネットワーク設備は各島にそろってます。セブ島なんかでも使えるよ。
・BPOに最適なところです!っていう宣伝。146カ所、50%の成長率で、雇用されているのは約9.3万人。
・地理的にはアジアの主要な場所には4時間以内でいけます。だから、物流の拠点にもなりつつあります。(個人的にはどうなんだろう?という疑問は日本人として持っているのだけれど、まぁそういうんだから聞いておくことにしておこう)
・アニメ産業では、日本の下請けもやってるよ(え?そうなの?見たことないんだけれど。一応、2Dも3Dも扱ってます、とか言ってたから、正しそうな気はするのだけれど、このあたりの見識はまったく持ち合わせていないので、教えて偉い人)
・で、ウェルネス、という観点からのポイントは、英語が話せる人がいます、アニメ産業みたいなニッチなところにも対応できます、ソフトウエアの開発レベルがあがってきています、遠隔医療とバックオフィスなら、フィリピンで引き受けます、な感じ。

<モバイル環境でのセキュリティ>
・セキュリティってのは、最終的には「プライバシーの保護」ってことにつきるのだと思う。どこまで個人情報を提供するのか、どこを匿名化するのか、ということが問題なのであって、利便性と堅さは反比例するよね。
・公開鍵暗号方式は確かに可用性は高いのだけれど、モバイル(ここでは携帯電話を指していることが多い)では、当然ながら処理性能(速度)に依存するし、ハード暗号化が良いことはわかってるんだけど、エネルギー消費(ジュールが単位だった)ってのを考えると、ハード暗号が最適、という訳でもないんだよね。あ、ついでに小型の暗号装置が必要だよね。(と、ここまでは聞いていたのだが、結局コストという概念についてはふれられていなかった)。
・暗号処理性能の比較表に、ジュールが単位として出ていたこと。熱量を見る、ということですか。携帯電話なんかでやろうとしたら、確かに重要な問題ではあります。が、そういう視点があったことに、目から鱗。ぽろり。いや、そういう意味じゃなくて。

他はCDに収録されているようなので、これはこれで後で読み返してみることにする。言いたいことはつかんだ(つもり)なのだけれど、後で誤解があるといけないし。


<夕食>

●夕食はイタリアン。イタリア語とドイツ語と日本語が話せるドイツ人の方、師匠、そして日本からいらしたビジネスマンと会食形式。そのドイツの方は三菱重工につとめていたとかで、日本語が非常に丁寧。浅草が好きだ、って言ってたから、まぁ、本質的には日本が好きな外国人、的なところなのかもしれないけれど。ただ、ビジネスとしてのパワーディナー(ビジネスディナー)と、国際的な会話の中間くらいで、これはこれで十分にオレの中では刺激になった。

●ピルスナーをグラスに半分くらいいただく。うん、おいしいじゃん。うまー。そんなに飲めなかったけれど、日本のビールより飲みやすい気がする。若干甘みを感じるところとか。

●移動中は寝るのが標準だと思っていたら、ドイツ人とインド人は「いやー、十分に仕事ができたよ」と、ワーカホリックといえば語弊があるのだけれど、勢いを感じた。日本人は仕事人間、というのは、もう過去の考え方なのかもよ?

●記名と署名と捺印について。偽造の難易度の差じゃないか?な観点だけじゃないことについて。そう、引き出しを開けて「ちょっと失礼」ができるかどうか。

●師匠がウランバートルのインド料理店に行って、カレーを注文したら、肉じゃがみたいな「カレーとはいえない」煮物がでてきて、さすがの師匠もくえなかったらしい。師匠、ワールドワイドであります。

●終わったら22時。トラムは20分間隔で動いているので、普通に何事もないように現地の人になりすましていたこと。が、トラムを降りたら、車を運転していた人に「Linden
Centerはどの道を行けばよいのですか?」といきなり聞かれてしまって、しょうがなく「旅行できているだけなんです。ごめんなさい」と英語で答えたら、「ああ、そりゃしょうがないねぇ」な顔をされてしまった。っていうか、危険を避けるため、音楽をかけてないイヤホンをして、ドイツに住んでる日本人、みたいな雰囲気を装ってたんだから、仕様通り運用対処。

●帰りのトラムに乗っていたおっさんが、気がついたら失禁していた件について。

●ドイツでのイケメンは、電車では座らない件。仮に座っていても、すっと立ち上がって席を譲る件。そういう文化は、是非とも日本でも見習いたいものであります。

●コインは自販機でこするとうまくいく、というのがおまじないなのかどうか。日本では見られない光景であります。

●アニメ。2種類あった。クロマティ高校のドイツ語版は、書き文字が「ザザー」とか日本語になっていて、字幕だけがドイツ語だったのに、コナンはそこにドイツ語の効果音がかかれていて、本当にドイツ語版になってしまっている件について。デスノートとか、最近の漫画が多くて、ドラえもんがまったくいなかった。

●すごい人は、みんな仙台をはなれてしまったよ、と師匠に言われて、そこに俺の名前があった件ついて。師匠に心から感謝。

●インド人もびっくり@ベルリン。世界は広い。師匠も驚く話のネタがあった自分に成長を感じてみたり。

●SIから哲学を考える件。今回のプレゼンにも、遠隔医療みたいな話が出ていたのだけれど、それが本当に問題の解決になっているのか?医師不足は解決してないよね?システムはツールであって、実は「社会へのパッチ」を当てているのに過ぎないのではないか?という、ちょっと考える話を、英語と日本語で、師匠と話していた。師匠、オレもここまで考えられるようになりました。

●たとえば、心電図。フラットになったら、それで終わり、ということはわかるんだけれど、それは機械の判断であって、人間の倫理観を機械で制御されるのは、ひょっとして正しいことなのだろうか?とか師匠とディスカッション。数字を見る、機械を見るのではなく、患者を診るのが正しいよね、そのためのツールとして機械があるわけで。難しい問題かもしれないけれど、師匠のお兄さんがお医者さんとかで、触診と会話を重視した医療がいつの間にか、機械がなければ何もできない医者が増えてきた、と嘆いていたとか。「そのうち、飛行機の金属探知ゲートみたいなのを通過すれば、あなたのここ、ここ、ここが悪いです。出口には薬が用意してあります」みたいなことを言い出す病院が出てくるのじゃないだろうか」と師匠。うーん、それって、病院っていうよりも、「患者再生工場」みたいな気がして、テクノロジーとは若干違う気がする。

●テクノロジーが「できる」と「できない」の2つに分かれることはわかるのだけれど、倫理観として「やる」のか「やらない」のか、というのは別の問題。ただ、「なぜNGなのか」という議論において勝たなければいけない、というのは、風潮として違う気がする、というのは師匠と一致した考え方。「(親からもらった、という意味で)体を大切にするのだけれど、再生医療が本当に普及したら、この足、気に入らないから交換する、みたいなのができてくるわけで、それは倫理観として「やる」「やらない」以前の問題として、技術的に「できてしまう」ということの意味について。

●産業の成熟度。ITと呼ばれる業界の成熟は、ここ30年。自動車が100年の歴史を持っているのに比べると、普及度に成熟度がついてきていない。交通ルールができて、免許ができて、車検ができて、信号ができた。では、ネットワークは?車検はウイルススキャナみたいな?では、交通ルールは?技術的な通信方式はできているけれど、赤信号を通過してもよい、というのは「技術的には可能」だけれど「ルールに反する」わけだ。それをどのように解釈するのか。「なぜ赤信号を無視してはいけないのだ?」という議論に勝たなければ、赤信号は無視しても良い、という社会の崩壊につながりかねない点。ただ、ネットワークについては、車みたいに目で見てわかるようなものではないので、本当にセキュリティというのは難しい問題。ただ、自動車みたいに100年もかかることはないと思うのだけれど、これにはそれなりの時間がかかると思う。それは、もちろん技術的な問題ではなくて、倫理的な問題というか、利用者のモラルというか。

●実は、インド人に言わせれば、「日本のカレーは別物だけど、まぁおいしいよ」という件について。

●ベルリンの壁は、見所がもうひとつあった件について。

●ドイツの中小系SIにおけるビジネスチャンスをちょっとだけ見られた件について。これはこれでおもしろかった。

●NO PLAN。だって、旅行者なんだもん。明日どうしますか?じゃないって。オレはビジネスで来たんじゃないんだから。ビジネスなら、上司がきっと許可しませんって。

●JUST A touristなんだけど、10年前の記憶がよみがえってきた件について。師匠と話をすると、それだけで刺激的なのだけれど、師匠はテクニカルな問題でも、哲学的な問題でも、ものすごく深い見識を持っている。すごい。やっぱりオレが師匠と見込んだだけのことはある(違)。

●師匠から見る、オレのいる会社の感想が、見事に経営陣の見解と一致していた件について。すげー、やっぱり師匠。

●師匠を英語にすると、TEACHERになってしまう件について。「吾輩は猫である」が、「I am a cat, but I have no
name.」になってしまうのと同じなのだろうか。ちょっと違う気はするけれど。

<他のネタ>

●日本から持って行った洗濯用洗剤の泡立ちについて。まったく泡立たない。水の違いなんだろうか。ミネラル豊富だから、先に化学反応してしまって、汚れに反応してくれるのが遅い。といって、大量に使ったところで意味はない。ドイツの石けんの泡立ち方といったら、これがすごい。というか、アルカリが強いのか、「ぬるぬる」がなかなかとれない。これはこれでおもしろい実体験。

●ベルリンのキャラクターは熊。が、動物の熊は見たことがない。旗とか、キャラクターになってしまっている。で。だいたい、着ぐるみ人形みたいな大きさが標準的な大きさみたい。いろいろアートされていて、それはそれでキャンバスが統一されているだけで、どういうデザインなのかは、かなり適当。「これが本物」ってのは見てない。ピーポ君、みたいなもんですね(違)。

●ビリーズブートキャンプ、という言葉をまったく聞きません。エクササイズなんてものは、ぜーんぜん聞きません。日本だけの怪現象みたいにも見える。

<で、5日目>

朝食。やっぱり、うまー。キュウリが太いんだよ、いやマジで。カルチャーショックを受けた。トイレットペーパーの芯くらいあるんだってば。トマトは日本と変わらないんだけど、キュウリが。キュウリが。が、あの「キュウリドリンク」の味とは違ったな。ちょっと薄味というか、大味。大きいと大味、というのは、正しいのかも。ソーセージ、ウマー。ソーセージ、ウマー。日本に持って帰れないのが非常に残念であります。

あ、穴の開いたチーズがスライスされていたので、取ってみた。そう、ジェリーが好きだった、あの穴あきチーズ。スライスされていたから、普通の四角い座布団みたいな形になっていたけれど、穴がある。オレの見た目は、ジェリーというよりもトムではあるのだけれど、一応、ネズミの気持ちになって食べてみた。

・・・・んー、微妙。酸味はまったくなくて、苦みを若干感じる。スライスチーズを十分に乾燥させた感じ?ひょっとしたら、「穴の開いたチーズ」は他にもあるのかもしれないし、ジェリーが好きだったチーズではないのかもしれないけれど、ちょっと量は食えないかな。ネズミほど食えない。もちろん、(ジェリーのチーズかどうかは判断しないとして)普通に朝食に並んでいるのだから、オレはジェリーみたいには食えなかったけど、ジェリーみたいに食べる人もいるのかもしれない。いや、食べ方が間違っていたのか?なんか、こう、穴を避けて何かをトッピングするとか。でも、ジェリーはそのまま6ピースに分かれた感じのチーズを食ってたよなぁ・・・そうか、切り方が違うんだ。スライスではジェリーチーズ(勝手に命名)とは言わないのか(違)。

いや、ここの朝食は普通に食えるので、がっつり食って、昼と夜の飯代を節約。カネがないわけではないのだけれど、金にものを言わせるような食事はしたくないし。少なくともホテルで朝食さえ食べることができれば、その後は食わなくてもなんとかなるわけだし。リスク回避のための朝食(っておい)がうまい。なんの計画もない旅行なのに、なにか歯車がいい感じにかみ合っているような気がします。sugaken2.5みたいな。本当は3.0でも良いのだけれど、日本に帰ったら、というのがちょっと引っかかりつつあり、実は旅行から帰ってきても、その余韻に浸れることが重要なことだと思ったり。だから、0.5だけアップ。

あ、アンペルマンに新種発見。昨日、夕食の前に「アンペルマンに会いに来た」といったら、ドイツ人に驚かれた。「有名なんですか?ドイツ人でもなかなか知らないですよ」とかなんとか。青と赤の他に、黄色があるんだよ。いや、正しくは、黄色地に黒いアンペルマン。一応、青の親戚なんだけど、これを見かけるのはなかなかない。点滅信号だから、写真も難しい。ううむ。ちなみに、東側は太め、西側は細め。黄色をなんとかして写真に納めなければ。

さて、今日は師匠と半日観光。師匠、オレのために時間を取ってくれた。「おまえとベルリン散策ってのも、悪くないだろう?」えーっと、師匠に拾ってもらわなければ、オレ、どんな職業に就いていたのか、もうわかりません。でも、師匠に出会うことができて、さらに師匠にベルリンで再会できて、観光までしてくれるとは、なんとも光栄なことであります。ベルリンがベルリンじゃなくても。えーっと、とりあえず100番バスで半日観光ってのはいかがでしょうか?

ベルリン日記(4)

※ この日記は、2007年09月13日 10:22 に mixi に掲載されたモノです。

ということで、ベルリン3日目。

今、ホテルに戻ってきたら、マグニチュードがうんぬん、みたいなことを言っている。CNNに切り替えてみたら、スマトラで地震があったようで。ツナミ、ツナミ、と盛んに言っている。が、今回は震源が浅かったようで、ツナミもそれほどではない、みたいなことになっているらしい。ううむ。オレの解釈が間違っていなければよいのだが。マグニチュードも最大で8.2みたいなことを言っている。small
tsunami has been caused by
earthquakeみたいなことをしゃべっていたのだが、smallはどれくらいなんだろう?50センチでも人が流されるというのに。

ついでに、japanese pm shinzo abe has
resignedっていう字幕が。うん?やめたのね?まぁ、少なくともCNNでは、下の字幕にNEWS:って表示されただけだから、扱いとしてはそんなもんなのかもしれないよ、世界の中の日本。まぁ、CNNはアメリカだから、あんまり自分のこと意外は関係ないのかもしれないけれど。

さて、今日もトラムに乗って、とりあえずAlexander Platzへ。

で、今日は明日の下見をすることにした。道に迷うのは間違いないので、朝食後、電話を交換してくれたおっちゃんに、場所を聞いてみた。おっちゃんが来る前に、実は会場の場所をネットで再確認していたので。でも、こっちにはプリンタがないので、メモを取っておく。Rathausって書いてある。一応、見せてみたら、ああ、それはAlexanderPlatzの先にあるよ、トラムを降りて、まっすぐ行けばわかる、ってなことだったので(ちなみに、おっちゃんはドイツ語専門で、英語はあまり得意ではないのだが、メモと路線図のおかげで、お互い中途半端な英語だったけど、十分に通じた)。

テレビと電話のお礼に、「たばこ、吸う?」って聞いてみた。そしたら「マッチがほしいのか?」と聞き返されたので、持って行ったたばこを2箱(カートンじゃなくて、箱)を渡して、「ありがとう」とお礼を言ってみた。おっちゃんが吸う人なのかどうかはわからないけれど、少なくとも誰かの手には渡るだろう。日本のマイルドセブン、しかも1mgだから、吸った気がしないかもしれないけれどね。

今日も元気に出発!とおもって、外に出たら、寒い。こりゃまずい。ということで、今日はおいていこうと思ったウインドブレーカを取りに戻る。今日は暖かいと思ったんだけどなぁ。

トラムで15分ほど。市街地に15分でこれだけ静かな環境があるのだから、ベルリンの街並みというのはよくわからない。さて、今日は何をしよう?と思って、広場で一服。観光地らしきところはすべて見たし、なんか金儲けのにおいがするところは、それだけの価値があるのかどうか。博物館とか、美術館とか。

で、Rathausを探してみる。たしかに、そう書いている建物が。え?駐車場?と思ったら、その向こう側にさらに重厚そうな建物が。ガードマンらしき人に、メモを見せて聞いてみた。「これだよ、これこれ。入れよ」とドイツ語で。入ってみて、受付の女性にさらに確認してみた。場所は正しいようなのだけれど、住所が違うらしい。駐車場と、その建物の間の通りをまっすぐ行きなさい、といわれて言ってみる。が、その通りに1番地なるものは存在しない。その通り自体が、実は200メートルもないのだから、すぐにわかるってなもんだ。で、「旅行者が困っている風」を装ってみた(実際困っていたのは秘密だ)。すると、地元のおっさん(推定年齢50代)が、「どうした?」とドイツ語で聞いてきたので、メモを見せる。

「そりゃ、あれだよ、あれ」と、やっぱりさっきの建物を指さして教えてくれる。でも、住所が違うんですよ、と言ってみたら、「そりゃ、たしかに、このメモの住所はこの通り道にあるんだが、Rathausといえば、あれしかないよ」(意訳)。再度受付に戻ってみる。英語はだめなのよ、っていうおばちゃんに、メモを見せる。Rathausはここだよね、とドイツ語で聞いてみたら、その通り、との答え。では、これでよいのだ、と思ったら、通りがかった男性に「英語の人なんだけど」みたいなことを言ってくれて、「明日、ここで会議があるのだけれど、その下見に来た。旅行者なのでね」と言って、通訳してくれた。すると、「今月の会議一覧」みたいなパンフレットを持ってきてくれて、「これこれ」と丸をつけたら、今度は親切なおばちゃん登場。ものすごい早口のドイツ語なので、ついて行けない(というか、ドイツ語自体、ついて行けてないのだけれど)。おばちゃん、英語で「ついてきなさい」とずんずん進んでいく。で、ここが会場になるはずだから、明日ここに来て聞けばいいのよ、彼女(受付の女性)はわかってないの。英語を話せる人をすぐに呼ぶことよ、と丁寧に教えてくれた。

ここで、肝心のRathausについて触れておかないといけない。重厚そうな建物、受付のドイツ語しか話せない女性。ガードマンもいるわけだ。そう、市役所。City
Hall。見てびっくり。そんなところで会議するの??

いずれにしても、無料で見るには、非常にいろんなものがある。東京とも姉妹都市らしく、よくわからないけれど「お茶セット」があった。茶筅とか。お茶??それ、東京っていうよりも、日本なんですが。っていうか静岡なのでは??と頭の中に浮かぶのだが、まぁそれを指摘したところに意味はないので放置。他にも、彫像というのか、石膏で作った頭の像(なんていうんだ?)が並んでいる部屋がある。名誉市民みたいな感じの人々なんだろう。「美術室」の臭いがした。うん。

世界地図があった。ヨーロッパが世界の中心になっている地図。たしかに、中東はmiddle-eastだし、日本はfar-east。地図の右側に、ちっちゃくなっている。未知の世界だよね。こっちの人から見れば。まぁ、日本から見ても同じなんだけど。

トイレに行ってみた。ちゃんと「ひも」があって、これを引っ張ると水が流れるのだ・・・と思ったら、「こっちを押す」って書いてあった。車いすなんかで利用する場合の緊急用レバーを引っ張るところだった。危機一髪。違うな。で、鍵をかけたのだけれど、今度は鍵が開かない。押してもだめなら引いてみな。がちゃがちゃしていたら、なんとか脱出成功。閉じこめられるところだった。危なかった。ベルリン市役所のトイレに閉じこめられそうになった日本人なんて、後にも先にもオレだけなのではないか??日本の恥になるところだった。

AlexanderPlatz駅から、歩いて5分ほど。なので、当日の時間も大丈夫。これで一安心。すると一服したくなるのが人情というもの。禁煙表示がなければ吸っても良い、という考え方。おれは好きです。

そういえば、せっかくの1週間乗り放題切符。ベルリン路線図が手元になければ、東京近郊図でかまわない。ちょうど、山手線、中央線、京浜東北線、湘南新宿ラインが走っていると思ってもらえればよい。山手線にあたるSバーンが42番と41番で、内回り、外回り。中央線も3路線くらいあるので、黄色い電車と、オレンジの電車、そして青梅特快くらいに思ってもらえればよいのかもしれない。日本で言う快速電車みたいなものじゃなくて、各駅停車で、行き先が違うだけ、ではあるのだけれど。

山手線の東京をOstkreuz、新宿をWestkreuzと思ってもらえれば、AlexanderPlatzはお茶の水付近。ここから伸びるUnter
den Lindenが一番のメインストリートで、東京でいえば、歌舞伎町とか、渋谷センター街みたいな。ただ、すごく広々としていて、ごっちゃりしていない。高いビルなんて、ほとんどない。5F、といっても日本のデパートの1.5倍くらいだから、そう考えると、仙台のデパート群に近い高さ。それ以上はムリなのか、それとも作っていないのか。隣のホテル(駅前の一等地だわな)は、20F以上ありそうなんだけれど。

ということで、いったんお茶の水から東京に向かい、そこから山手線で新宿に北回りで向かう。山手線も、本当の東京は北側だと思っているので、同じようなもんだろう、という非常に単純な考え方で、北回りに。そして、新宿について、ホームにあったハンバーガースタンドで、簡単にハンバーガーと紅茶で昼食。ハンバーガーに使われていたのがチーズではなくバターで、これがまたおいしかった。パンが固めで、これまた食感十分。紅茶とセットで3ユーロ程度。

あ、今CNNで、シンガポールにいる12歳の女の子がビデオ映像を送ってくれた、ってなことで、その映像と、その女の子が電話インタビューを受けている。アナウンサーが「勇気のある行動でしたね」と。えええええ。なんか違わない?確かに、映像を見ると、何度か停電しているように見える。ただ、これがビルの何階なのか、というのは聞き漏らしてしまった。おそらく、高層階なんだろうと思う。シンガポールだし。アナウンサーも「安全に行動してください」みたいなことを言って、電話を切ったが「信じられない揺れですね」ってなことを言っている。まぁ、数年前には、もっと信じられないツナミがおそってきているのだが。もう、話題はイラク戦争に。CNNはこの手の情報を扱うことが多いな。日本ではまったく問題にされていないのだけれど。まぁ、イラク戦争はアメリカにとっての国内問題でもあるわけで、言われてみれば納得。

そして、中央線でお茶の水まで戻ろうと思ったのだけれど、途中、Marktの文字がある駅を発見、ぶらり途中下車。だって、Marketだもん。なんかあるかもしれない。

と、アテもなく雑貨屋なんかを見て回る。グッとくるようなものはあるのだけれど、高い。そして、買ってどうする?みたいなものが多い。結局、店内で写真を撮ることもできず、ふらふらと歩いていたら、AlexanderPlatzに戻ってきてしまった。お茶の水から東京まで歩いた感覚ですな。といっても、10分も歩けばついてしまうわけで、縮尺は東京と同じではない、というところに注意が必要。

あ、安倍総理が出てきた。記者会見してるみたい。内閣総辞職みたいだね。必ずしも成功したとはいえない、みたいなことをいってる。スキャンダルで傷ついた政党、っていう評判らしい。後任は町村さんらしい、みたいなことを言って、この話題も3分で終わり。

で、昨日も来たデパートへ。ここで、英語の時間に教わっていたハズのことを実体験する。そう、1Fは「1階」ではないのです。2階なのです。あ、そういえば、と、欧米を実体験してみた。だから、5Fは、日本語では6階。ふうん。ちなみに、日本でいう1Fは「E」ってかかれています。Entranceのことなのかな。

今日はデパートを隅々まで見てみることにした。最上階から降りていく。最上階は、おもちゃと家電、そして(なぜか)女性用下着。なんだなんだ、このフロア構成は、と思ったら、家族でバラバラのフロアにならなくても済む、というのがコンセプトらしい。それを知れば、わからないことでもないが、単にフロアマップだけ見たら、「なんだ?」と思うに違いない。

家電。なぜか、こちらではンニーが人気。シャープは隅っこ。んんん?携帯もソニエリ、ノキア、ってかんじ。LGが意外とがんばってた気がする。iPodの人気はあんまりないみたい。というのも、トラムでも電車でも、音楽は携帯で聞いてる人が多かったな。携帯と音楽は同じもの、っていう感覚があるのかも。

パソコン。うーん、キーボードがドイツ語仕様なので、まったくわかりません。ウムラウトキーがあるどころか、「Y」が「Z」の位置にあって、なかなか使いにくいだろうな。っていうか、どのキーボードが標準なんだろう?と思ってみたり。価格は、日本の1.5倍くらい高い印象。秋葉原で買い物する感覚がわかった。直感的だけれど。同一製品で比較するには、ちょっと数が不足。デパートの家電売り場よりは充実しているけれど、日本の電気屋、とは絶対に違う。

おもちゃ。LEGOブースはあった。が、これも「何かが作れるレゴ」セットで、「バケツにたくさんあります」みたいなのは2種類しかなかった。これもバケツ型で60ユーロとか。これも日本の方が安くないか?と思ってみたりした。

この最上階以外はどうでもよくなり(苦笑)、結局昨日と同じ1Fへ。そういえば、LAMY
2000がほしかったのだ。なので、それをお願いする。太さをFに指定して、試し書きをさせてもらう。これでよし。クレジットカードの裏に署名をしていないので、パスポートを見せて確認してもらう。サインもパスポートと同一で。

そういえば、昨日の免税書類も持っていたから、税金の払い戻し手続きを一緒の紙にしてもらうことにした。快く引き受けてくれた。よしよし。

さて、今日の夕食は??と考えてみた。ドーナツ屋がある。DUNKIN
DONUTSってのがある。言えば店員さんが取ってくれるスタイルではあるのだけれど、店員さん、あの「包み紙」で手づかみ。あんまりたくさんは食えないので、中でも毒々しい色のものを選んでみた。さて、食えるのか?(おい)。ここで、50ユーロを崩そうと思ったら、「だめだよ、そんな高額」と断られる。うーむ、ホテルで崩すか、と思って、トラムでホテルまで戻る。1つで1.2ユーロ程度。物価、やっぱり高くない?円が弱いだけ??

で、トラムの駅(というか停留所)に歩いていく途中、すっかり現地人扱いになってしまったのか、パンフレットをもらったり、道を聞かれたり(苦笑)。どう見てもアジア系の顔ですが?どう見ても怪しい風体ですが?どうみても(以下略)。下手にドーナツ買ったからかな。

「すみません。私も旅行者なもので、英語は話せますが、道には詳しくありません」と丁寧に謝り、彼らの人選に駄目出しをしたのだった。「どこにでもいそうな現地の人」を演じさせたら、オスカーはもらえるのでしょうか。オレ。一応、何があってもいいように、iPodをつないで、イヤホンを耳に入れるところまでで、再生していない「ハッタリ」をカマしているので、英語であればなんとなく意味はわかるし、車内アナウンスを聞き逃すこともない。これ、意外と使える手だね。現地の人を装うために、カメラを持っているふりをしない。音楽を聴いているふりをする。郷には入れば郷に従え。ベルリンにいるときは、ベルリン市民と同じようにしてみるとよいのです。気にすることはない。オレのことを知ってる人は、ベルリン市内でも、今日の午後到着予定の師匠以外にはいないんだから。
ホテルに戻って、50ユーロを、10ユーロ5枚に両替してもらう。「ドーナツは買えたんだけど、飲み物が買えなくてね」と軽いジョーク(でも事実)をかましながら。

ああ、英語は結構話せる、と思いこんでいる人が多いと思うんですが、ヒアリングとリーディングは、初見(聞)でだいたい意味はわかります。欧米の小学生程度の語彙力じゃないでしょうか。SEなので、用語として意味がわかるものはありますが。とりあえず、相手が笑ったら、笑っておけばよいし、適当な英語でも十分に意味は通じるんです。日本でも、「Aasakusa?」だけで意味がわかるでしょう?そんなもんです。日本語の外にでると、信じられるのは自分の現金、クレジットカード、パスポート、経験、カン、そして度胸。これだけです。


さて、明日を考えて今日は休むとして、ドーナツ、食えるのかなあ・・・・写真をお楽しみに。

ああ、そうそう。日本企業の広告もあちこちで見かけます。パナンニックとか、ンニーとか。ツャープとか。いや、アルファベットで書いてるから、間違ってるわけではないのだけれど、あえてカタカナ表記では間違ってみた。

そうだな、明日は師匠と1日なので、その後は循環バスで観光(これも1週間乗り放題切符で乗れる)してみようかな。あ、クラシックのCDも聞きたいな。DVDは買っても(普通には)見られないし。

できるだけお金を使わない、シンプルな旅。スーパーの買い物とか、壁にそって1キロ歩くとか、山手線半周とか。いや、おもしろい町ですよ。落書きの多さも。「っていうか、これ、どうやって書いたの??」と思うような場所に落書きがある。その道のプロがいるんだろうな、きっと。

そうそう、今日、ちょうどAlexanderPlatzにデパートができたとか。これも、現地の人に配っている「開店チラシ」をもらったからなんだけど。結局いかなかったのだけれど、開店からすごい人で、なんでもけが人が出たとかでないとか。いかなくてよかったよ。ま、ちょっと落ち着いてから行きましょう。

ベルリン日記(3)

※ この日記は 2007年09月12日 15:29 にmixi に掲載したモノです。

ということで、とにもかくにも、ベルリン2日目。

朝食付きホテルなので、何も言わずに朝飯。・・・と、その前にシャワーを浴びなければ。昨日、疲れて入ってないんだよね。

で、シャワーが、また優柔不断で、なかなか言うことを聞いてくれない。熱かったり、冷たかったり。で、写真はとっているのだけれど、「石けん」しかない。シャンプーとかボディソープとか、そんなの関係ねぇ。石けんだよ、石けん。もちろん、液体のポンプ式。それ以外は歯ブラシもない。日本から持ってきて良かった。

で、朝飯。ソーセージ、ウマー。ヨーグルト、ウマー。コーヒーはアメリカンな感じだけれど、日本のコーヒーショップよりは、かなりアメリカンだと思っていて良い。欧米ですが、欧と米では全然違うようで。

さらに、トラムに乗ってAlexanderPlatzに向かう。1週間乗り放題の切符を購入。約30ユーロ。ちょっと高いけど、まぁいいか。そのまま、歩いてUnter
den Lindenを歩く。もちろん、ブランデンブルグ門まで。往復で2キロくらいあるのだけれど、無料でもこれだけ楽しめますか?っていうくらい、いろんな建築物がある。一番大きいのはテレビ塔みたいだけれど、それ以外にも、議事堂とか、歴史博物館とか、無料エリアだけでも十分楽しめる。写真ぱしゃぱしゃ。

もちろん、喫煙には寛容なお国柄。ここで、作戦に出てみる。火がないふりをして、旅行者に声をかけてみる。3度ほど成功。っていうか、ライターを持ち歩くことはないのね。みんなマッチでした。フランス人、スイス人、そしてイタリア人。フランス人はすごくきれいな女性・・・と思ったら、男性。ダマされるところでした。スイス人はこっちから「火をつける作戦」に出てみた。推定年齢は40代。で、向こうはドイツ語、こっちは英語、というどうしようもない会話を繰り広げる。最後のイタリア人は、やっぱり陽気な人。それ以上の感覚なし。

で、スイス人と一服していたら、物乞い(1人は30代の女性で、小学校低学年くらいの男の子と、2歳くらいの女の子を連れていた)の方々が。くしゃくしゃになった手紙には、ボスニアから逃れてきました、なんかください、的なことが書いてあった(しかも英語には誤りがあって、あちこち間違っていたのは秘密)。スイス人のおばちゃんパワーで、適当にあしらってくれた。「こういうのは相手にするもんじゃないのよ、覚えておきなさい」と、説教されてしまった。いや、ドイツ語だから、よくわからないけれど、雰囲気としてコミュニケーションがとれたので、よし。

そして、恒例の(?)マクドナルドでビッグマックを注文してみた。少なくともこの店は、ドリンクは紙コップだけ渡されて、適当に飲んで良い、ということになっているらしい。で、ビッグマックセットには、コカコーラのガラスコップがプレゼント、ということで、新プレゼントらしい、みどりのコップをもらうことにした。

肝心のビックマックは・・・・レタスがみじん切りにされている。ピクルスの酸味が強い。それ以外は日本と同じ。ただ、包み方が雑。すごく雑。箱を開けたらレタスのみじん切りがあふれております。これで5.4ユーロ。日本円換算すると、どんなもんなんだろう?

さらに、途中、壁のかけらを売っている店を発見。ええ、偽物でも、いい記念じゃないですか。ダマされてみることにしました。買いました。瓶入り。

じゃ、本物を見に行かなければ!ということで、AlexanderPlatzからSバーンに乗り込み、Warschaure駅へ。ここから300メートルほど離れたところに、壁が1キロくらい保存されている。ま、野ざらしではあるのだけれど。

壁だ。本当に壁だ。高さはオレが手を伸ばしても届かないくらい。落書きはあるのだけれど、本当に当時に落書きができる状態だったのかはわからない。日本語のどうしようもない落書きも発見。うーむ。日本人の恥、とは言わないけれど、もうちょっとおもしろい落書きを期待(おい)。

すると、隣駅のOstbanhof駅までくるので(ちなみに、途中には本当に何もない。それだけが残っているので、それ以上のものを期待してはいけない)、そこからまた電車に乗って、AlexanderPlatzに戻る。

駅前に大きなデパートがあるので、そこで文房具を探してみることに・・・って、1Fにあるんですが。おもいっきりたくさんあるんですが。1Fって、日本では重要なエリアなので、そんな文房具なんてもっと上のフロアなんですが!

適当に日本では見たことのない文具をあさり、カードで決済。ついでに、免税店だったので、免税の手続きもしてもらう。

これで数キロ歩いた感じなので、いったんホテルに戻って休憩しよう、と戻ってみた。が、夕食が食えるほど食欲もない(朝食+ビッグマックで、それほど空腹ではなかったのだ)。ホテル近くの大きなビルの地下に、ドイツ版のドンキと、ドイツ版のスーパーがあったので、ちょっと寄ってみた。

えーっと、すごいです。本当にスーパーマーケットです。さすが欧米です。で、適当に食料なんかをあさってみると、野菜も普通にあるし、それと同じくらい果物も。中には「これ、食えるの?」みたいなのもあったんだけれど、それは置いておくことにしよう。きっと食えるから売ってるんだよね。

さらに、カートがでかい。日本の5割増以上に大きいです。オレが扱うのにヒーコラするくらい大きいわけです。キングサイズです。

飲み物とサラダ(といっても、牛丼の並くらいある)、そして別売りのドレッシングを買って、レジで精算。あ、さすがドイツ。買い物袋は有料なんですね。0.18ユーロ。普通の観光客では、めったにできない行動。スーパーで買い物。で、なんていうんだ、レジが終わった後の袋詰めカウンターには、ゴミ箱がたくさん。不要包装は捨てていってください、ってなことらしい。じゃあなんで不要な包装をしているのだ?という根本的な疑問はおいておくことにして、部屋に戻ってCNNを見ながらまったり。

そういえば、今日は9.11だったな。町中にお巡りさんの姿はあったけれど、なんて考えていたら、ドイツにある米軍基地で爆弾がどうたらこうたら。よくわからないので(おい)、そして何をすればよいのかもわからないので、そのままホテルで就寝。

そして今朝、現地時間午前3時。部屋の電話が鳴る。ん?取ってみてもなにも起こらない。っていうか、壊れているようにも見える。うるさいけれど、眠気が先に来ているので、無視してさらに寝る。

6時に起床。またもシャワーを浴びて、朝食。ソーセージ、ウマー。チェリーヨーグルト、ウマー。コーヒー、ウマー。と、腹一杯になったところで、フロントに「電話機がおかしいから見ておいてください」とお願いしておく。

部屋に帰って来たら・・・・電話、静かになってる!さっきまで怪しげなモールス信号を発していたのに!えええええ!誰かの恨みか?人は食ってますが、恨みを買うような人ではありません、オレ。

あ、あると便利なもの。ペットボトルのドリンク。1本持ち歩くだけで、全然違います。日陰と日向の気温差が大きいから、日本人なら日陰を歩くことをおすすめします。日向は暑い。日陰は良い感じです。

ついでに、サプライズ企画、発動しました。週末までにはなんとか。この辺の話はまた別に。

<キーワード>

●ホテル以外でも、英語は通じます。というか、言いたいことをゼスチャーとか、身振り手振りで伝えれば、とりあえず短期間の日常生活には困りません。

●えーっと、空気が乾いています。汗をほとんどかきません。過ごしやすいといえば過ごしやすいですが、水分補給はこまめに。

●アンペルマンには2種類ある。

●ドイツにも、1ユーロショップがあった。100円ショップみたいなもんだな。ほしいものは見つからなかったけど。

●トラムの交通制御はどんな風になっているのだろう?ポイントもたくさん、信号もたくさん。まさか、運転手が自分でポイントを切り替えてるわけじゃないよね?

●ICEも見た。かっこいー。ついでに、無料だったから時刻表ももらってきた。それだけだけれど。

●朝6時は夜明け前なのだけれど、すでに交通渋滞が始まっている。恐るべしベルリン。

●AlexanderPlatzは、平日の日中だというのに、渋谷みたいに人がたくさんいる。暇なのか、おまえら?(人のこと言えない)

●自転車専用レーンがある。右折レーンと直進レーンの間に自転車直進レーンがあるので、見ててびっくりする。そこにトレーラとか、バスとか、大きさもスピードも違う車が行き交う。へぇ。

●アジア系で集団行動しているのは、きっと日本人か中国人だ。見分け方は、騒がしいのが中国系、おとなしいのが日本人、なんだってさ。

●電車のマナー。全席優先席、という考え方が徹底している。だから、若い人は積極的に席を立ち上がる。日本でも見習いたい、良い習慣であります。

●バカグッズを探していたのだけれど、TokioBoysなる、アイドルがいるらしい。TOKIOとは関係ない。っていうか4人だし。さらに、どう見てもアジア系じゃないし。どの辺がTokioなのか、ちょっと気になる。

●漢字の成り立ち、なるドイツ語本を発見。「水」とか「休む」とか、表意文字の考え方を説明してくれているのだけれど、ChinaとJapanを一緒にされると困る。元の漢字の伝来については、正しく説明されているのだけれど、その後、文字が変わってきていることには言及されていない。日本と中国では、使われている漢字が違うんだよ、おい。

●文具屋にて。「馬」ってかかれたノートを発見。表紙には、たしかに「馬」が載ってるんだが、中身は自由帳。「馬」って。競馬用のノートかと思ったら、単に「漢字かっこいー」的なブームの便乗商品みたい。次は「沼」を開発してほしいところです。心から。

●価格。同じものでも、キオスクみたいなところと、スーパーでは価格が違う。なので、できればスーパーで買った方がお買い得。なんであんなに価格が違うんだ?というくらい違う。一番高いのはホテル。一番安いのは、マツキヨみたいなところ。

●帰国したら総理大臣が替わってる?

ベルリン日記(2)

※ この日記は 2007年09月12日 15:28 にmixiに掲載されたモノです。

時差を調整するために、ちょっと目の覚めたスキマに、ちょっと日記を。

朝。成田に向かう。電車は特急成田空港行き。かなり混んでますな。同じような鞄を持っている人が大勢。

で、座れないまま1時間、成田空港駅到着。軽くパスポートチェックを受けて、そのまま4Fの出発ロビーへ。「ケータイでチェックインしてるのですが」と言ったのに、とりあえず並べ、といわれてしまった。ううむ。

で、並んで順番を。10分くらいかな。待っていたら、お客様、並ぶ必要はありませんでしたのに、とチェックインの時に言われてしまった。おいこら。

で、荷物検査を受けて、出国検査を受けて、無事に日本出国。免税店、安いですな。たばこが1カートン2000円。通常3000円だから、結構安い。そういうところでしか物価をはかれていないオレ。

暇をごろごろとつぶして、機内に。足の伸ばせる、目の前に誰もいない場所にしたから、ものすごく楽。オンデマンドな映画も上映してくれているが、ここはBOSEのノイズキャンセリングヘッドホンで、苦痛を低減。確かに、当社比(ってなんだ)半分以下になりますね。もちろん、無音になることはないけれど。

離陸待ち。6機も待っているらしい。これが多いのか少ないのか、オレにはわからないけれど、飛行機の滑走路にも渋滞があるのを見て、へぇ、と思ってみたり。


さっそくおつまみ。隣のおっさん、日本酒やらワインやら、完全に山手線の酔っぱらい状態。あ、左隣の方は日本人。うん。右隣の方がドイツ人。今回、酔っぱらい状態だったのは日本人。雑誌は放り投げ、足は「載せるな」と書いてあるドア上。マナーがなっていない日本人。ううむ。

おつまみが酒向けだったけれど、仕方なくオレンジジュースをもらう。どうせこの先、眠くなるんだから。と思ったら、そのまま眠ってしまった。

気がつくと、いいにおい。しまった、昼食だ!

ということで、アテンダントの男性(名前からすると英語圏の方)に、「お昼を」とお願いしたら、ご丁寧に「和食と洋食がございますが、どちらになさいますか?」とこれまた丁寧な日本語で質問されたので、ここは素直に和食。両隣が和食だったから。オセロの法則。

意外なボリュームに満足しつつ、やっぱりここでもオレンジジュース。どんだけ好きなのかと。

一息ついて、機内の照明が落ちてきたので、とりあえず機内上映のオーシャンズ13を。吹き替え版で、ちょっとおもしろみが半減。字幕版がいいよ。ついでに「日本一の色男」、植木等主演、なんていう、それはそれでどうなんだろう、ってのも上映していた。

オーシャンズを見ていたら、最近はいろいろと気を遣わざるを得なくなったのか、ドリンクを頻繁に持ってきてくれる。持ち込みができないから、提供するしかない、ということなのだろう。きっと。

そしてスパークリングワインを紙コップに半分ほどいただき、就寝。寝ても寝なくても良いのだが、寝る以外に時間をつぶす方法がない。ということで、酒の力を借りてみた。

どれくらい眠ったのか、目が覚めると おやつ
が準備されていた。菓子パンと巻き寿司。これはおやつなのかどうか、しばらく悩んだが、デニッシュみたいなパンだと、あとあとカスがこぼれるので、巻き寿司。で、飲み物は?と聞かれたので、ここは「暖かいお茶」をお願いした。食べ物に合う飲み物じゃないと。ちなみに、左の日本人は日本酒(缶入り)、右のドイツ人はスパークリングワインをお願いしていた。あー、やっぱり日本酒が良かったかな。ってか飲めないし。

ワインもソフトドリンクも飲み放題、なのはわからなくないけれど、トマトジュースが意外と売れていた。日本人以外に。んー、そういう習慣なのでしょうか?オレには、いまいちよくわかりません。いや、感覚が。

うとうとしているうちに、フランクフルトに着陸。着陸の衝撃で目が覚めるくらい眠っていたのは秘密だ。手荷物は持って行くとして、機内に預けた荷物は、ベルリンまで通して持って行ってくれ、とお願いしていたので、そのまま表示に従ってターミナルを歩き始める。右に座っていたドイツ人から「気ぃつけてなぁ」という感じの英語をかけてもらう。どうも、フランクフルトには2つのターミナルがあるらしい、のだが、おとなしく航空券に指定された搭乗口目指して、猫まっしぐら・・・・と、入国審査が。ま、軽いよ、こんなもん。と思ったら、NON-EUが混雑。そりゃそうか。さっき到着したばかりだからな。

「誰だよおまえは」「おまえ、オレを知らないのか?」という無言のテレパシーをくぐり抜け、無事にEUに入国。引き続き、搭乗口を。

で、意外と自由な空港で、チャリンコOK、電気自動車OKなかんじ。電気自動車もかなりスピードが出てる。ぶつかる方が悪いのか、ぶつからないように運転できないと免許がもらえないのか。さらに喫煙ブースも「室」ではなく、普通に灰皿が。禁煙サインがなければ、別に吸うには自由、ってなことらしい。

で、今度は乗り継ぎ便の手荷物検査。パスポートチェックを受けて、荷物を通す。「ポケットは空っぽ?」と聞かれて、「もろちん」とちょっと間違った英語で答えて、ぶーぶーゲート通過。前の人は、なった瞬間に拉致されて、個別ブースで金属探知。えー。こわいよー。まだ人生途中だと思うんだけど、これも運命か?と悩んで飛び込んでみたら、鳴らなかった。が、荷物が引っかかる。機内でもらったペットボトルの水。これがまずいらしい。「ここで飲むか、捨てるか、どっちにすんのよ、あんた??」とおばちゃんに聞かれ、飲みきるわけにもいかず、放棄。あー、もったいない。

ここでターミナルの間を移動。普通にシャトルとかあるらしいんだけれど、地下道を移動してみることにした。ちょっと幻想的なところ。で、健康な人は階段を使え、ってなことで(いや、正しくはエレベータが混雑していて待っていても乗れそうもなかったのだけれど)、階段でひーこらしてみる。大江戸線六本木駅くらいに深い、いや高い。うう。

今度はルフトハンザのエリアで待ってみる。ここも、やっぱり自由にたばこが吸えて、そして電気自動車が走る。っていうか、売店、というよりも洗練された感じの店が並んで、ソニー製品とか、それなりに扱っているのだけれど、秋葉原で電気製品を買いたくなる心境がわかった。うん。単純計算で、1.5倍はしている。高すぎる。うん。

無事にベルリン到着。入国審査は受けているのに、税関を通していないオレの荷物。聞いてみたら、「申告するものある?」って聞かれたから、「いや、なーんにも」と返したら、「じゃ、緑のレーンを通っていけば終わり」ってなことで、なんにも考えずに通過。あれ?人がいないんですが。

税関通過(苦笑)。

ここからホテルへは自力で出かけなければならんのです。結局、バスに乗り、最寄りの駅まで案内してもらい、そこから電車に乗る。山手線みたいな環状線が走っているので、それに乗れ、とのこと。

で、電車は・・・・広い。日本の電車より広い。カラーリングは京急線に似ている。モーターの音も京急線っぽい。ドアは手動式。完全停止しなくてもドアボタンが反応すればドアが開くのは秘密。自転車でも平気で乗れるように、段差はほとんどない。日本よりも少ない感じもする。

ここで住所と駅に矛盾があることが判明。もちろん、道に迷う。聞く人すべてが現地の人手はない、というショックをうけつつ、なんとか見つかったタクシーに乗り込む。いきなり「韓国人か?」といわれたが、「日本人にしておいてくれよ、こういうときは」と、軽いジョークで交わしてみる。チップ制を理解していないかもしれない、と思ったのだろう、運転手はメーターを途中で止めてくれた。ま、結局チップを加算して「取っておいて」と言っておいたけれど。

これでホテル到着ー。生きて帰ってくることができました。クレジットカードの控えを取られ、署名して、無事にチェックイン。うーん。疲れました。

軽く食事をしたい、ってなことで、ホテルのレストランへ。カルボナーラを頼んだら、ジャーマンサイズで食いきれなかった。たぶん、日本の倍はあるな。津田沼の宴で出てくる「全員分の量」が、1人前って感じ。くいきれませーん。

で、気がつけば起きてから24時間以上が経過(携帯を日本時間にしているので)。シャワーは明日の朝にしよう、ということで、とっとと就寝。パソコンを立ち上げ、プラグの形状を確認して、電源投入。電圧は欧米仕様に設定しておいたので、あまり気にせず起動。USBで充電開始。うーむ。らくだ。あ、電車の中では、ノキアの携帯電話が一番使われていた気がする。さすが欧米。

部屋は広い。日本のシングルとは格が違う。気がついたのは、トイレットペーパーが細いこと。必要最低限のものしかおいていないこと。テレビはあるけれど、砂嵐しか見られないこと。日本でも同じ番組をやっているので、ちょっとした安心感(おい)。

目が覚めて、今日はブランデンブルグ門でも見てこようかと画策中。昨日はほとんど写真を撮らなかった(夜だったし)から、今日改めて写真を撮って、文房具をあさってみることにしようと思う。

ベルリン日記(1) つきました。

※ この日記の元データは、2007年09月11日 06:13 にmixiに掲載したものです。


現地時間では23時ごろのようですが、時計を持っていないのでわかりません。

途中、道に迷い、バスに迷い、鉄道に迷い、ようやくホテルにチェックイン。

キーワードもたくさん。

●成田。スマートチェックインだと並ばなくて良かったらしい。

●出国扱いが非常に簡単。

●飛行機で寝ていたら、昼飯が出されていて、思わず焦ったこと。

●こっそりレターセットをもらった。

●昼食時の水をこっそり乗り継ぎ便に持ち込もうとしたら、「ここで飲むか、捨てるか」と脅されたこと@フランクフルト。

●実はフランクフルトからベルリンまでは窓際の非常にいい眺めだったこと。

●ドイツの入国審査で、実は「おまえ、誰だ」みたいな顔でパスポートとにらめっこされたこと。

●フランクフルトの空港で、ターミナルを連絡するシャトルがあったのに、それに従わず、地下道を通ったら、これはこれで幻想的だったこと。

●ドイツの町並みは、「集落」を単位にしていることがわかったこと。

●寒い。

●眠い。

●入国審査はフランクフルト、税関はベルリンだったのだけれど、なーんの確認もなかったこと。

●旅行者は国籍を問わずに助け合うこと。ちなみに、フランクフルトまでは、隣の方はドイツ人、パーサーはアメリカ人。ベルリンでは、アラビア系の方と助け合って空港を脱出できたこと。

●ホテルのテレビが、砂嵐しか映っていないこと。

●写真を撮ろうと思っていたのだけれど、なかなかとれなかったこと。

●英語が意外と通じること。

●Sバーンは、京急線っぽいこと。完全停止しなくてもドアが開けられること。

●自転車を持って電車に乗る人がいる。

●改札がない。

●適当な英語でもお互い適当だから通じる。

●突然、「韓国人か?」とか言われたこと。

●日本語が聞きたい。

●意外と喫煙に関しては緩い。空港でも、外ならどこでも問題ないし、駅でも改札外なら問題ない。ただ、禁煙の場所は明確に表示がある。

●英語との並列表記があるので、それほど移動に苦痛はない。

●メールは1日1回のチェック。だって、有料なんだもん、ここ。

●シングルルームのハズなのに、ダブルサイズの部屋になったこと。いや、これがワールドクラスか?

●チップの習慣がわかりにくい。どうしたものか。とりあえず「つりはいらねぇよ」くらいの程度にしておけばよいのだろうか。

●当たり前ですが、走ってる車にベンツが多い。

●日本時間だと今日ですが、ドイツ時間では明日から、いろいろ見て回ろうと思います。

●オーシャンズ13、できれば字幕版がいいよ。吹き替えには違和感が。

●飛行機の渋滞って。しかも6機目って@成田

●ベルリンの空港で、日本人のサラリーマンとおぼしき人が、日本語で携帯電話を使ってケンカ口調で怒鳴っていた。いやいやいや。

●ソーセージは持ち帰り禁止みたいなので、ソーセージ風味の何か、またはソーセージの写真で我慢してください。

結論:地球の上にいて、英語さえ話せれば、とりあえず生きていくことはできます。空港でお世話になった人、お互い助け合った人、航空会社の人、そして親切にも道を教えてくれた人に感謝しつつ、まだ揺れる感覚が体に残っているうちに、今日は休みたいと思います。

ちなみに、寒いです。

ということで、データ通信量に制限があるので、写真は日本に帰国してからおいおい、ということで。

2007/09/02

荷造り(仕上げ)

http://www.narita-airport.jp/jp/news/hoan/hoan.html

ん?バッテリ?

確認したところ、バッテリーの持ち込みはNGらしい。ということで、ノートパソコンはバッテリを外せ、ということらしい。

では、携帯電話の予備バッテリは?

航空会社曰く、1個くらいであれば、文句は言われません、とのこと。ううむ。汎用バッテリ、大丈夫かなぁ。ただ、ノートのバッテリが使えない時点で、どうでも良くなってきた。

ふうむ。汎用バッテリも置いていくか。

ただ、ライターの持ち込みが許可されたのはうれしい限り。これで心おきなく空港で一服できます(機内では絶対に吸わないように)。

現地の気象状況を確認してみる。

http://weather.jp.msn.com/tenday.aspx?wealocations=wc:GMXX0007

うわ、気温低くない?まぁ、東京が南にあるんだよ、このボケェ!といわれれば、それまでなのだけれど。っていうか、雨じゃん。傘は現地調達かな。折りたたみくらいなら持って行こうと思っていたのだけれど、それどころの騒ぎではないような気がする。

うーむ。てるてる坊主でも作るか。そして、秋冬物に荷物を入れ替え。

2007/08/19

ベルリンへの道(持ち物編)

今回のブログは、すべて同じ内容で配信しております。

気が付けば、すでに1ヶ月を切っている。

こりゃ困った。何しろ、飛行機とホテル以外はなんにも手を着けていない。向こうの地下鉄の切符は現地で購入するとして。海外旅行保険とか、携帯電話とか、持って行くモノをすべて洗い出せていない。

暑いのか?寒いのか?

まぁ、暑いことを想定して、寒かったら向こうでなんか買えばいいさ。洗面具と下着、そして多少のお金があれば、きっとドイツは楽しいはず。

といいつつも、どこに行くべきなのか、行けばいいのか、全く見当が付かない。ガイドブックは読んでるけれど、文房具の情報がない!

オレは酒が飲めないんだ。たばこは吸えるけれど(むしろ、たばこはよいから酒を禁止してくれないかとも思う)。

ということで、こつこつと持ち物を整理していかねば。

まずは生活に必要な衣類。まぁ、現地調達もアリかな、と。
文具。普段使いの万年筆に、原稿用紙。これだけあれば、後は問題なし。
そして、少しのお金。高級品ではなく、そこの生活に密着しているモノを見に行きたいから、買い物バッグは必需品。もちろん、カッパ袋。あの伝説がベルリンでもよみがえるのだ。

今のところ、会社向けにはクッキーらしきもの、友人にはビールとソーセージ、その他のマイミクには、適当なモノを詰め合わせて送ろうと思うておりまふ。なので、持ち物半分、所持金は倍。

機械類は、パソコンとデジカメ、そして携帯。これだけあれば、とりあえず練っとかん今日は整うはずだから。ベルリンからブログを。ティファニーで朝食を。ぜんぜん関係ありませんが。

ここに行くべき!な情報は、いつでもお待ちしております。

2007/07/21

OpenSolaris奮戦記(アップグレード編

●アップグレード

0507版から0707に。

インストールガイドに従い、解凍して先行パッケージをあてて、アーカイブを展開、コマンド一発。

インストールガイドをみると、約数時間かかるとか。

しばらく放置。

●隙間に

○買い出し

○滑らない話3

○曲のタグつけ。

○無線LAN探し

○その他

●完了まで

6時間弱。確かに数時間ではある。

再起動してみる。

うまく行っているような、そうでもないような。ルートディレクトリがフルとか言ってるな。でもそんなの関係ねぇ。

起動続行。うん。あがるじゃん。

時間があればシスログを見ておきたいのだけど、時間がないのでここでシャットダウン。一応、設定は引き継いでくれているみたいなので。だからログくらい見ろ、オレ。

2007/07/16

OpenSolaris奮戦記(4)

何度目かの再インストール。どうせソフト側の問題だろう、と思っていたワタクシ、SE歴10年ですが、何か。

今朝になり、ブート(パソコンの起動をBootと言います)させてみると・・・・画面が出てきません。

が、BIOS自体は動いているようなので、またしてもグラボか?相性悪くありませんか、オレ。

ということで、まずはネットワーク系SEの基本、OSI7階層に従って、物理層から攻め込んでいく。

ケーブルの再接続。いったん取り外して、ゴミが付着していないことを確認、再接続。

・・・・治りました。

ちんとんしゃんてんとん。

2007/07/08

OpenSolaris奮戦記3

てなわけで、メッセンジャーであるPidginについて。

Solarisのパッケージがおいていなかったので、サイトからダウンロードして、/tmpの下に解凍。

で、お約束のおまじないらしき./configureを実行。

途中、こんなエラーがはき出されていた。

"conftest.c", line 17: syntax error before or at: me
"conftest.c", line 2: syntax error before or at: me


CC: Warning: Option --version passed to ld, if ld is invoked, ignored otherwise
/usr/ccs/bin/ld: illegal option -- version

configure:5137: CC -c -g conftest.cc >&5
"conftest.cc", line 23: Error: The class member exit(int) cannot be declared out
side the class.
"conftest.cc", line 23: Error: exit is not a member of std.


で、当然makeすると

make: Fatal error in reader: Makefile, line 838: Badly formed macro assignment
Current working directory /tmp/pidgin-2.0.2/libpurple/plugins/perl
*** Error code 1
The following command caused the error:
failcom='exit 1'; \
for f in x $MAKEFLAGS; do \
case $f in \
*=* | --[!k]*);; \
*k*) failcom='fail=yes';; \
esac; \
done; \
dot_seen=no; \
target=`echo all-recursive | sed s/-recursive//`; \
list=' perl ssl '; for subdir in $list; do \
echo "Making $target in $subdir"; \
if test "$subdir" = "."; then \
dot_seen=yes; \
local_target="$target-am"; \
else \
local_target="$target"; \
fi; \
(cd $subdir && make $local_target) \
|| eval $failcom; \
done; \
if test "$dot_seen" = "no"; then \
make "$target-am" || exit 1; \
fi; test -z "$fail"
make: Fatal error: Command failed for target `all-recursive'
Current working directory /tmp/pidgin-2.0.2/libpurple/plugins
*** Error code 1
The following command caused the error:
failcom='exit 1'; \
for f in x $MAKEFLAGS; do \
case $f in \
*=* | --[!k]*);; \
*k*) failcom='fail=yes';; \
esac; \
done; \
dot_seen=no; \
target=`echo all-recursive | sed s/-recursive//`; \
list='gconf plugins protocols tests . example'; for subdir in $list; do \
echo "Making $target in $subdir"; \
if test "$subdir" = "."; then \
dot_seen=yes; \
local_target="$target-am"; \
else \
local_target="$target"; \
fi; \
(cd $subdir && make $local_target) \
|| eval $failcom; \
done; \
if test "$dot_seen" = "no"; then \
make "$target-am" || exit 1; \
fi; test -z "$fail"
make: Fatal error: Command failed for target `all-recursive'
Current working directory /tmp/pidgin-2.0.2/libpurple
*** Error code 1
make: Fatal error: Command failed for target `all'
Current working directory /tmp/pidgin-2.0.2/libpurple
*** Error code 1
The following command caused the error:
failcom='exit 1'; \
for f in x $MAKEFLAGS; do \
case $f in \
*=* | --[!k]*);; \
*k*) failcom='fail=yes';; \
esac; \
done; \
dot_seen=no; \
target=`echo all-recursive | sed s/-recursive//`; \
list='libpurple doc pidgin m4macros po'; for subdir in $list; do \
echo "Making $target in $subdir"; \
if test "$subdir" = "."; then \
dot_seen=yes; \
local_target="$target-am"; \
else \
local_target="$target"; \
fi; \
(cd $subdir && make $local_target) \
|| eval $failcom; \
done; \
if test "$dot_seen" = "no"; then \
make "$target-am" || exit 1; \
fi; test -z "$fail"
make: Fatal error: Command failed for target `all-recursive'
Current working directory /tmp/pidgin-2.0.2
*** Error code 1
make: Fatal error: Command failed for target `all'


と怒られれるわけだ。どうしたものか。

OpenSolaris奮戦記3

とりあえず、pkgaddとpatchaddの使い方はわかった。

で、StarSuiteも、無事にUpdate7から8にアップ。その他のpatchはすでに適用されているらしく、当てても無効になっていた。ならよし。

で、だ。

メッセンジャーであるところのpidgin。こいつに手を焼いている。

本来ならマニュアル通りのはずなのだがコンパイラの挙動が違うらしい。途中でエラーになる。面倒なので今日はここまで。

だがなぁ。patchaddコマンドの使い方もわかりにくいし、敷居も高い。なので、せめてブラウザベースでどうにかならんもんかね。