温故知新
どちらかといえば、古い人のオレ。
まあ、人に誇るほどではないけれど、それなりに過去があるわけで。
もちろん、フランス人だったオレが、ナイフとフォークとワインの世界から、箸と日本酒の世界に飛び込むのは、それなりの苦労が必要だったはず、とか考えたりするんです。
まぁ、そんな人に言えない過去の妄想を語っても仕方がないんですが、吉田戦車はドイツ人(どいつにん)についてマンガにしていたこともあるし、イギリス人になることを世話してくれる恩師のマンガを書いていたけれど、そんなの細かすぎてわからない人が大多数だと思うので省略。
で、これから高校の同窓会というか、ちょっとした飲み会。あれから頻繁に会っているのもいれば、全く音信がとれなかったのもいるわけで、彼らの10年というのはどうだったんだろうとか思ってみるわけです。
たぶん、イタリア人になりたかったり、カナダ人になりたかったり、海人になりたかったり、そんな人に言えない妄想を持っていた過去もあれば、栄光に浸っていた過去もあるわけです。そして、これまで以上の時間を過ごすことになるわけです。
細かすぎてわからないことがたくさんの集積となって、その人を作る歴史になるのだ、とすれば、あながち小さな妄想を持っていた過去も捨てがたいんじゃないかと思ってみたり。
だとすると、そこから見えてくる新しい「何か」は、もっと細かすぎることの集積なのかもしれないし、もっとエゲツない妄想かもしれない。
でもいえることは、細かすぎることにしても妄想にしても、凡人はその集積に重さを与えることがなかなかできなくて、そして偉人は、その集積にとんでもない重さを与えることができるってことなんだろうね。
ま、オレは今までよりもっと細かすぎてわからないことを、これまで以上のスピードで追求してそうだけど。
---sugaken
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